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いま、台頭する中国に対して、毅然とした態度、を、求める国民の声、いや、国民に、毅然とした態度を政府に求めるように機運を盛り上げる動き、が、あります。

あの大戦争への道へ導いていった、当時の国家指導者のひとり、松岡洋右氏、外務大臣として、国際連盟からの脱退、そして、日独伊三国同盟の締結を主導しました。
あのとき、外務大臣として、松岡洋介氏は、毅然とした態度を示すこと、あるいは、日本国民に対して、諸外国に毅然とした態度を示している、と、感じられるよう、心がけていたそうです。

その結果は。

そして、松岡洋介氏は、東京裁判で、絞首刑となりました。

外交は、相手があるもの、なので、毅然とした態度、原則論だけ、では、そもそも成り立たないもの、なのです。

「毅然とした態度」「軟弱外交」というような言葉が声高に言われるようになったら、わたしたちは注意しなければなりません。
この国の主権者である日本国民は、しっかりとわかっていなければなりません。