Joe_Biden_(48548455397)_(cropped)日米首脳会談が、1週間延期になったそうです。
これは、昨日、テレビ番組で、菅総理が、衆院解散総選挙はコロナウイルス感染が広まっている状況では行わない、ということを否定しなかったこととつながりがあるかもしれません。

アメリカが、日本の総理大臣と話し合う話題としては、中国との関係のほかには、日本国内のコロナウイルス感染状況と東京オリンピック・パラリンピックの開催中止、それから、衆議院解散総選挙を4月に行うかどうか、というテーマがあると思います。

アメリカが、すこし、様子をみたい、と、考えたのか、それとも、日本側から、そのような要望をしたのか。

いずれにしても、4月に衆院解散は、アメリカ側の了解も得られなかったように思われます。

それと、日米首脳会談で話し合われる内容について、アメリカが中国と交渉しているのではないか、と、感じました。
バイデン大統領が菅総理と会談するのは、日本を重視している、ということよりも、最重要と考えている中国との関係で、アメリカが、日本を交渉材料のカードに使っている可能性がある、と、思います。

アメリカが最重視しているのは、中国であり、それに向き合う手段の一つとして、日本という存在があるのだろう、と、考えています。


読売新聞から


日米首脳会談「万全期す必要ある」…1週間延期して16日に

 加藤官房長官は2日午前の記者会見で、菅首相と米国のバイデン大統領による日米首脳会談を米ワシントンで今月16日に行うと発表した。日米両政府は9日を軸に首脳会談を調整していたが、1週間延期する。

 首相とバイデン氏が対面で会談するのは初めて。首相は1月に就任したバイデン氏がホワイトハウスに招待する初の外国首脳となる見通しだ。複数の政府関係者によると、首相は15~18日に訪米する日程で調整している。
 訪米日程の修正について、加藤氏は「4月前半で調整してきた。会談に万全を期す必要があるということで16日になった」と述べた。外務省幹部によると、首脳会談や関連行事の出席者の新型コロナウイルス感染防止について、米側が対策に時間を要していることが日程修正の主な理由だという。
 会談では、日米同盟の強化や「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた連携を確認する方向だ。首相は1日のテレビ東京の番組で「私を最初の海外の首脳として受け入れてくれるということは、日本を極めて重要視している証しだ」と語った。