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アメリカ軍が尖閣諸島沖で、訓練の計画を持っているようです。
読売新聞の報道です。

悪天候を理由に中止されているようですが、注意が必要です。

私が知りたいのは、在日アメリカ軍とアメリカ政府(国務省)との間の連携は大丈夫なのでしょうか。つまり、バイデン政権の軍に対するグリップ力はどのようなものでしょうか。シビリアンコントロールの観点から、不安を感じます。

バイデン政権に対して、アメリカ軍、在日アメリカ軍、は、どのような政治力を持っているのでしょうか。

トランプ政権の間は、日本に対するアメリカの政策は、アメリカ軍が主導で決められていたように感じていました。アメリカ政府、国務省の関与の割合が小さいなあ、と、感じたのです。

日本と中国が対立し、反目すれば、アメリカ軍、在日アメリカ軍にはメリットが大きい、と、私は思っています。日中融和は、アメリカ軍にとって、望ましくない状況なのです。そのことをわかっておかねばなりません。

私たち日本人は、アメリカ軍に振り回されてはなりません。


読売新聞から


【独自】米軍が尖閣沖で先月訓練計画…有事想定、悪天候で見送り
2021/03/05 05:00
 在日米軍が今年2月、沖縄県の尖閣諸島での有事を想定し、周辺海域で物資補給に関する訓練の実施を計画していたことがわかった。悪天候のため見送られたが、米軍による尖閣諸島周辺での訓練は異例だ。この海域で海警船による領海侵入などの挑発行為を繰り返す中国を強くけん制する狙いもあるとみられる。


 複数の日本政府関係者が明らかにした。訓練は、尖閣諸島の有事を巡って、在日米軍が出動するケースを想定したとみられる。輸送機から弾薬などの物資を投下し、海上で回収する一連の作業を確認する予定だったという。米軍による単独訓練で、事前に日本側に通告していた。



 米軍はこの訓練で、尖閣諸島の防衛や奪還のため、島に上陸した部隊や周辺海域に派遣された艦艇への補給能力の強化を図ろうとした模様だ。

 1月に発足した米国のバイデン政権は、バイデン大統領やブリンケン国務長官らが対日防衛義務を定めた日米安全保障条約5条が尖閣諸島に適用されることを繰り返し表明している。これに対し、中国側は2月1日に海上保安機関・海警局の武器使用条件を定めた海警法を施行し、挑発行為を続けている。
(引用終わり)