
菅総理は、総務大臣時代に、NHKの「改革」に取り組み、そのとき、総務省の担当役人が反対だったので「左遷」した、ということがあります。
*「改革」というものが、いったい、どういう内容だったのか、という疑問、不信をわたしは持っていますが。いまのNHKのていたらくをみれば。
人事で官僚機構を制御してきた菅総理は、そのときの政府の政策と合わない考えの人物を、その政策の担当につけない、ということが大事と考えているわけです。
では、丸川大臣は問題ないのか、ということが問われてくると思います。
毎日新聞から
丸川氏の夫婦別姓反対 首相「さまざまな考えを持つことは当然」
菅義偉首相は1日の衆院予算委員会で、丸川珠代男女共同参画担当相が、選択的夫婦別姓制度導入に反対する文書に名を連ねていたことについて「政治家個人として、さまざまな考えを持つことは当然のことだ。政府の一員として遺憾なく能力を発揮してほしい」と述べ、問題視しない考えを示した。
丸川氏は五輪担当相も兼務している。立憲民主党の辻元清美氏は、オリンピック・パラリンピック参加国の中で夫婦同姓を法律で義務付けている国は日本以外になく、「選択的夫婦別姓は、オリパラ参加国の世界標準という認識で仕事に臨むか」とただした。丸川氏は「民法を所管する法務省で、国会における動向を注視しながら検討が進められるものと承知している」と述べるにとどめた。
コメント
コメント一覧 (1)
東京新聞から
菅首相「おかしくない…許される」 丸川大臣の選択的夫婦別姓に反対の文書送付
丸川珠代女性活躍担当相が、選択的夫婦別姓の制度導入に反対するよう求める文書を地方議員に送っていたことについて、菅義偉首相は4日の参院予算委員会で、「一政治家として、こうした活動をすることはおかしくはない。政治家ですから、いろんな意見をもって、それを実現するために政治活動をすることは許される」と述べた。共産党の田村智子議員に答えた。
丸川氏を男女共同参画担当としての資質を問う声もある。首相は、文書について知らなかったといい、もし任命前に把握していたとしても「丸川氏に大臣をお願いする」と問題視しない意向を示した。「丸川大臣の能力、経験などを総合的に考慮して大臣に任命した」と強調した。
自民党の国会議員有志が地方議員に、選択的夫婦別姓に反対する文書を送り、丸川氏は名前を連ねていた。