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選挙の結果を受け入れず、議会に支持者たちが乱入する、というような事件が、アメリカ合衆国のような先進国で起きた、ということは、大変なことだ、と、思っています。

もちろん、アメリカの連邦議会議事堂に乱入したのは、トランプ大統領自身ではなく、支持者たち、なのですが、彼らの行動を煽るような言動をしたのが、トランプ大統領自身、なのです。

彼らが、大統領選挙での不正を訴える彼らが同時に、人種差別や白人優位主義など、到底受け入れられない主張をしていたことからみても、大変なことが起きたと思います。

この問題は、「国」「国民」「統治機構」という概念の違いを感じさせるものとも思います。

わたしたち日本人も、「国」と「統治機構」との違いを明確に意識していないところがあるように感じていますので、注意が必要と思います。


朝日新聞から


トランプ氏の即時罷免を要求、米下院議長「襲撃に関与」

 トランプ大統領の支持者が米連邦議会議事堂に乱入した事件をめぐり、民主党のペロシ下院議長は7日の記者会見で、ペンス米副大統領に対し、大統領を副大統領ら閣僚が罷免する手続きを定めた合衆国憲法修正25条を即時発動し、トランプ氏を罷免するように要求した。修正25条の発動がなければ、トランプ氏に対する2度目の弾劾訴追に向けて米議会として手続きを進める考えを示した。

 ペロシ氏は「扇動的な行為で、大統領は我が国と我が国民に対する筆舌しがたい襲撃に関与した」と述べて、数千人の支持者に対して議事堂まで行進して抗議活動を行うように呼びかけたトランプ氏を強く非難した。そのうえでペンス氏に対し「即座に修正25条を発動し、大統領の罷免を要求する」と述べた。修正25条第4項では、副大統領と閣僚の過半数が大統領を執務遂行が不可能とみなして議会側に通知すれば、副大統領が大統領代行を務めると定めている。

(引用終わり)