安倍首相は、トランプ大統領と電話会談しています。
敵基地攻撃能力の保有について、言質を得ているのかもしれません。トランプ大統領にとっては、イージス・アショアに代わり、新たに、日本政府に高額なアメリカ製兵器を購入させる約束をさせることができる、と、計算しているかもしれません。
これは、絶対に容認できない政策だと思います。
能力を保有したら、なんらかの危機的状況のとき、
「なぜ、保有している能力をつかわないのだ」と、政府が批判されます。
シビリアン・コントロールの弱点でもあります。
河北新報から
首相、在任中に敵基地攻撃方向性 与党幹部へ伝達、9月前半NSC
安倍晋三首相が自身の在任中に敵基地攻撃能力保有の方向性を示す意向を固め、与党幹部に伝えていたことが31日、分かった。秋田と山口への配備を断念した地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」計画の代替案の考え方も同時に打ち出す。複数の政府関係者が明らかにした。次期自民党総裁が選出される前の9月前半に国家安全保障会議(NSC)を開き、安全保障政策の新方針に向けた協議推進を確認する見通しだ。
敵基地攻撃能力の保有は、「専守防衛」の理念を逸脱する懸念がある。具体策は次期政権に委ね、協議を継続する。公明党に異論が強く、首相の意向通りに決着するかどうかは不透明だ。
コメント
コメント一覧 (1)
「宗主国」であるアメリカの了解が得られるめどもたたないのでしょう。
読売新聞から
敵基地攻撃、結論先送り…首相「次の内閣でしっかり議論を」
政府は11日、安倍首相が実現に意欲を示してきた、いわゆる敵基地攻撃能力の保有を含む「ミサイル阻止」に関する首相の談話を出した。与党と協議して年末までに「あるべき方策」を示すとしつつ、保有に向けた方向性は盛り込まなかった。首相は自らは結論を出さず、検討を次の内閣に委ねた。
首相は同日、国家安全保障会議(NSC)の4大臣会合に出席後、記者団に対し、「退任にあたり、今までの議論を整理し、談話という形で発表した。次の内閣においてもしっかり議論していただきたい」と述べた。談話の効力について、次の内閣を「縛ることはない」とも語った。
談話は、導入を断念した地上配備型迎撃システム「イージスアショア」の代替案の検討を進めると同時に、「迎撃能力を向上させるだけで本当に国民の命と平和な暮らしを守り抜くことができるのか」として、抑止力を強化するため、「ミサイル阻止に関する安全保障政策」の新たな方針の必要性を訴えた。
談話では、「敵基地攻撃」や、自民党の提言に含まれていた「相手領域内」という言葉は使われていない。NSC関係者は11日、記者団に「これらの点は引き続き検討していくということだ」と説明した。
ぷーさん
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