連合神津会長
今の野党の状況や、日本社会の惨状には、連合という労働者の権利を最大限に守るために存在する組織にも大きな責任がある、と、わたしは思っています。

今回の立憲民主党と国民民主党との合流への動きも、連合が容認しての動きです。

国民民主党の玉木代表の合流への不参加と分党の考え、について、連合の神津会長は、理解できない、と、突き放したようですが、このような流れになる可能性について、連合の神津会長が知らなかった、はずはなく、いや、それ以上に、玉木氏を二階にあげてはしごをはずす動きに、連合も関わっている可能性がある、とさえ、疑っています。

そういう意味では、朝日新聞も、本当のことを伝えていない可能性があります。

連合が、労働者の権利を本当に守るために戦う組織に生まれ変わることを、今回の野党合流の流れから期待していきたい、と、願っています。


朝日新聞から

連合に戸惑い「どうして」 枝野・玉木両氏が別個に説明

 立憲民主党の枝野幸男代表と国民民主党の玉木雄一郎代表は12日、それぞれ連合を訪れ、神津里季生会長に合流協議の進捗を報告した。玉木氏が国民を分党し、自らは立憲との合流新党には参加しない意向を示したことについて、神津氏は「どうしてそういうことになったのか」と戸惑いをみせた。

 玉木氏は神津氏と30分ほど面談し、分党する方針を伝えた。会談後、記者団の取材に応じ、「政策理念の一致が必要」として、党全体で立憲と合流することは難しいとの認識を示した。合流しない議員のため「もう一つの受け皿を作っていく」として、19日の両院議員総会に分党の方針を諮る考えを改めて示した。
 連合は両党の合流を促してきた。神津氏は両代表との会談に先立ち、「(分党について)どうしてそうなるのか、正直言ってよく分からない」と記者団に語っていた。ただ、玉木氏によると、会談では神津氏は「決まったことを正確に示してほしい」と述べるにとどめ、明確に反対はしなかったという。
 一方、枝野氏も会談後、分党について記者団に、「できるだけ多くの皆さんにともに戦う構造をつくっていただきたい」と述べた。玉木氏が求めていた党首会談については「幹事長間や政調会長間でここまで詰めてきた。できるだけ幅広い皆さんに加わっていただくということでは、両党完全に一致をしている」と述べるにとどめた。