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「有効性が確認されれば」と、条件をつけて述べていた、と、安倍首相は釈明するのでしょうが、5月中の承認を目指していた、とのことですから。

もともと、新型コロナウイルスは、感染者の多くが自然治癒する、ので、軽症者や無症状の人を対象に、治療薬の効果を確認することはとても難しい、と、思います。重症者に限定して治療効果を確認すれば、また、違うかもしれませんが。

何れにしても、「独裁」とも呼ばれた安倍首相の神通力も消え失せたようで、よかったと思います。


東京新聞から

<新型コロナ>アビガン月内承認見送り 治験や研究結果、来月以降に

 加藤勝信厚生労働相は二十六日の閣議後記者会見で、新型コロナウイルス感染症の治療薬候補アビガンについて「来月以降も臨床研究や臨床試験(治験)を継続し、有効性が確認されれば迅速に薬事承認を行う方針には変わりはない」と述べた。安倍晋三首相が目指すとした「五月中承認」は見送ることとなった。

 アビガンは富士フイルム富山化学が開発した新型インフルエンザの治療薬。国内では藤田医大(愛知県)を中心に、無症状と軽症者を対象にした臨床研究が実施中。加藤厚労相は、中間解析で極めて高い有効性が示されれば「結果を待つまでもなく薬事承認という流れも想定していた」と明かした。
 ただ、中間解析の結果を評価した第三者の委員会からは「科学的に評価することは時期尚早」という考え方が示され、臨床研究を続けることになった。
 他に、企業が有効性や安全性を確認する治験を行っているが六月末まで続く予定。臨床研究でも治験でも明らかな有効性を示すデータはまだ出ていないのが現状。首相は「有効性が確認されれば今月中の承認を目指したい」と表明したが、効果や安全性を十分確認できていない段階で承認の時期を示したことに専門家らから「審査がないがしろにされる恐れがある」と批判が出ていた。
 また、加藤厚労相は各地の医療機関が参加し、投与された人の経過などを見る「観察研究」について国内で三千人を超える患者に投与した結果、「安全性で問題となる新たな副作用は生じていないと聞いている」と述べた。観察研究について関係者は「承認の主要な根拠には使えない」と指摘している。