images森法務大臣の委員会への出席と、この法案の委員会での採決がセットになるようです。
この法案の成立は、絶対に阻止しなければならない、と、思っていますので、森法務大臣の委員会出席を求めていた野党の対応に、不安を感じていました。
なぜなら、森大臣の委員会出席を法案の採決のバーターに使われる可能性があるから、です。これでは、与党ペースである、と、残念に思っています。

森法務大臣の無様な答弁の様子を見せつけられても、この法案の採決が進むのであれば、結局、同じことなのです。

野党は、もっと知恵を働かせてほしい、と、切歯扼腕しています。

ただ、この法案が施行されて、黒川氏が、検事総長に就任すること、が、安倍首相退陣の条件のようですので、安倍政権が終わることにつながるなら、許容しなければならないのかな。
もちろん、検事総長が誰になるか、は、まだ、わかりませんし、万が一、黒川氏が検事総長になったとしても、安倍首相の公職選挙法違反容疑での捜査が不可能、ということでもない、と思いますから。


毎日新聞から


検察庁法改正案、15日の衆院内閣委で採決へ 森法相出席

 自民党幹部は14日、特例的に検事総長らの定年延長を可能にする検察庁法改正案などの関連法案について、森雅子法相が出席する衆院内閣委員会を15日に開き採決する方針を記者団に明らかにした。衆院通過は来週にずれ込む見通しだ。

 自民党の森山裕国対委員長と立憲民主党の安住淳国対委員長が会談し、内閣委での審議日程を協議。森氏への質疑後に内閣委理事会を開き、特例的な定年延長部分の削除を求める野党修正案の取り扱いや採決日程を協議することで折り合ったが、与党は15日の内閣委採決に踏み切る構えだ。
 安倍晋三首相は14日の記者会見で改正案について「三権分立ということで言えば、検察官は強い独立性を持っているが、行政官だ。今回の改正により三権分立が侵害されることはないし、恣意的な人事が行われることはまったくない」と語った。