images安倍首相は、改めておわびを述べたようですが、行政の長として、責任を感じている、ということであり、そもそも、この公文書改ざんというとんでもない事案が起きた原因が、安倍首相の国会答弁にあることを認めませんでした。

「私や妻が関係していたら首相も国会議員も辞める」

という、とんでもない発言で、もちろん、虚偽であるとわたしは思っています。
そのために、公文書の改ざんが行われたのです。


NHKのニュースサイトから


安倍首相「改ざん 改めておわび」再調査には否定的な考え

「森友学園」をめぐる財務省の決裁文書改ざん問題で自殺した近畿財務局の職員の手記が公表されたことについて、安倍総理大臣は、参議院総務委員会で、再調査を求められたのに対し、財務省で徹底的に事実関係を調査したなどとして否定的な考えを示しました。

この中で、安倍総理大臣は、「森友学園」をめぐる財務省の決裁文書改ざん問題で、自殺した近畿財務局の職員の手記が公表されたことについて、みずからも手記を読んだとした上で、「痛ましい出来事であり、本当に胸が痛む思いだ。改めてご冥福をお祈りしたい」と述べました。
その上で、「もとより改ざんはあってはならず、再発防止を徹底していくものと考えている。国民の皆さんの信頼を揺るがす事態となってしまったことに対し、行政の長として、大きな責任を痛感している。改めて国民の皆さまにおわびを申し上げる」と述べました。
一方、国民民主党の森本真治氏が、「亡くなった職員の無念の思いやご遺族の気持ちに対し、しっかりと再調査をすることが重要だ」と指摘したのに対し、安倍総理大臣は、「検察が捜査を行い、結果が出ている。財務省でも、麻生大臣のもとで、事実関係を徹底的に調査し、明らかにしたところだ」と述べ否定的な考えを示しました。


(引用終わり)

毎日新聞から

自殺職員の手記読んだ首相「胸が痛む」 一方、再調査はしない意向 森友学園文書改ざん

 安倍晋三首相は19日の参院総務委員会で、森友学園に関する財務省の文書改ざん問題で「国民の信頼を揺るがす事態となり、行政府の長として大きな責任を痛感している。改めて国民におわび申し上げる」と陳謝した。国民民主党の森本真治参院議員の質問への答弁。

 文書改ざん問題では、自殺した近畿財務局職員の手記が18日発売の週刊文春に掲載された。首相は自らも手記を読んだことを明らかにしたうえで「真面目に職務に精励していた方が自ら命を絶たれたことは痛ましい出来事であり、本当に胸が痛む思いだ」と述べた。
 一方、この問題に関する再調査については「財務省で事実を徹底的に調査し明らかにした。検察当局による捜査も行われた」として実施しない考えを改めて示した。また、週刊文春の記事中で、改ざんのきっかけは2017年2月に国会で「(同学園への国有地売却に)私や妻が関係していたら首相も国会議員も辞める」とした首相答弁だったと書かれた点については「(そうした記述は職員の)手記の中にはない。週刊誌側の考え方を書いたに過ぎない」と指摘した。