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政治家が、嘘をまったく言わない、ということはない、と、思います。
たとえば、沖縄返還のときの密約問題、とか、日米の貿易交渉の内容とか、「棺桶まで持っていく」というようなものがあるだろう、と、思っています。

しかし、それには条件がある、と、思います。

国民やこの国の国益を守るため、あえて、嘘を言わねばならない、ということ。

いま、安倍政権が国会でついている嘘は、東京高等検察庁の検事長の定年延長の件、ですが、これが、それほどの問題とは思えないのです。
単に、自分たちの都合のいい検事総長を誕生させるため、ということではないか、ということ。
自分たちの不正を暴かれて、摘発されてはならないから、という、国家権力の私物化のため、なら、看過できない、と、わたしは思います。

黒川氏も黒川氏だと思います。
検察官という自負があるのであれば、もう、これだけの政治問題化してしまったので、自ら身を引くのはどうでしょうか。

辞表の提出。


東京新聞から


定年延長で森法相がまた答弁修正 首相「何ら問題ない」

 森雅子法相は26日の衆院予算委員会で、黒川弘務東京高検検事長の定年を延長するための法解釈変更を巡る19日の答弁を事実上修正した。質問とは異なる内容を回答したと釈明。「質問と食い違っていたことをおわびする」と謝罪した。答弁の撤回は拒否した。この問題では人事院局長も答弁を修正しており、野党は批判を強めている。安倍晋三首相は黒川氏の定年延長に関し「何ら問題ない」と主張した。

 26日の予算委で国民民主党の玉木雄一郎氏は、森氏のこれまでの説明を取り上げ「時系列が合わない」と追及。森氏は「(19日は)騒がしい中で質問がしっかりと聞こえなかった」と語った。