images政府は、各国大使館を集めて、福島第一原発のトリチウム汚染水の海洋放出や大気放出について、説明をおこなったそうです。

野党などから国会で、あるいは、新聞記者が菅官房長官の記者会見で、政府として、トリチウム汚染水を放出する方針が決まったのか?と、問われれば、まだ、決まっていない、と、答えるのでしょうけれども。



東京新聞から


原発処理水放出案「他国に影響ない」 政府、在京大使館に説明

 東京電力福島第一原発の処理水処分を検討する政府小委員会で、海洋放出と大気放出が現実的な選択肢だとする提言案が大筋了承されたことに関し、政府は三日、各国の在京大使館関係者向け説明会を外務省で開いた。「放出による近隣国への影響は見積もっているのか」といった質問が出た。

 冒頭以外は非公開で、外務省などによると二十三の国と地域から計二十八人が出席。近隣国への影響については「処分の量や濃度が決まれば、影響評価を再び実施することを検討しているが、今の時点でも影響があるとは考えていない」と答えた。
 日本側は海洋と大気への放出は国内外で実績があることや、海洋放出の方が放射線を監視しやすいことなどから「より確実に処分できる」と利点も強調した。
 韓国は昨年九月の国際原子力機関(IAEA)年次総会などで、海洋放出への懸念をたびたび訴えているが、説明会では放出への抗議などはなかったという。
 小委員会は一月三十一日に提言案を大筋了承した。政府は正式に提言を受けた後、地元関係者らの意見を聴き処分方針を決める。