世耕蓮舫氏が新型コロナウイルスの質問をしなかったことより、自らの疑惑についてきちんと説明しようとしない安倍首相の答弁のほうが批判すべき対象である、と、思います。

野党の議員が、政府に何を質問しようが、それは、議員側が主体的に決めることで、それを批判するのは、おかしいと思います。
権力基盤のゆらぎを感じている世耕氏のあせりを感じさせるエピソードだと思います。

来年度予算案の審議、荒れ模様になりそうです。


朝日新聞から


世耕氏、蓮舫氏を批判ツイート 自民幹部「軽率」 

 自民党の世耕弘成参院幹事長は29日、参院予算委員会の質疑中に立憲民主党の蓮舫氏の質問内容についてツイッターで疑問を呈した。立憲側は反発し、蓮舫氏は訂正のツイートを要求。世耕氏に対しては自民内からも批判が出ている。

 世耕氏は同日午前、自身のツイッターに「今、幹事長室で予算委を(テレビで)見ています」「野党の質問が始まって40分経過したが、総理や厚労大臣等、新型コロナウイルスに対応している責任者が列席している」と投稿。その上で「このシチュエーションで感染症について質問をしない感覚に驚いています」と書き込んだ。
 蓮舫氏は予算委で首相主催の「桜を見る会」をめぐり、安倍晋三首相に質問し、コロナウイルス問題には触れなかった。
 立憲側は「感染症については蓮舫氏の次の委員が質問している」(幹部)と反発。参院自民の末松信介国会対策委員長が「誤解を招いたなら遺憾だ」と立憲側に釈明したが、蓮舫氏は「(会派内で)質問が重ならないように聞いている。反省しているなら、ツイートで訂正してもらいたい」と自民側に求めた。
 議員の質問権は憲法に定められた権利で、予算委では国政に関するテーマであれば何を質問するかは自由だ。自民の参院幹部も「委員会中に野党の質問に干渉するようなツイートは軽率だ」と批判した。