main_115艦船からの廃水というのは、いわゆる生活廃水なのでしょうか。
それとも、様々な重金属や廃油などもまざった、環境に負荷がかかるようなものなのでしょうか。

FBIも捜査に加わっているそうです。


東京新聞から


米軍艦船廃水、不法投棄か 3県の港、日本の請負業者

 米紙ウォールストリート・ジャーナルは2日、米海軍と契約する日本の請負業者が海軍艦船から出る廃水を処理せず、第7艦隊が拠点を置く神奈川県横須賀市のほか長崎県佐世保市と沖縄県の港で不法投棄した可能性があると報じた。米政府当局が捜査しているとしている。

 同紙によると、捜査を受けているのは横須賀市に本社がある廃水処理業者で、沖縄でも米軍の業務を請け負っている。2008年以降、不法に廃水を流し、事実を隠蔽した疑いが持たれており、海軍当局が2018年3月に捜査を開始。その後、司法省と連邦捜査局(FBI)が加わった。

(引用終わり)

NHKのニュースサイトから


「艦船廃水を不法投棄の疑い」米有力紙報道 業者は否定 横須賀

アメリカの有力紙は、アメリカ海軍と契約している日本の業者が、艦船から出る廃水を神奈川県横須賀市などの港で不法に投棄した疑いがあるとして、アメリカ政府当局が捜査を進めていると伝えました。この業者はNHKの取材に対し「事実無根だ」と否定しています。

アメリカの有力紙、ウォール・ストリート・ジャーナルは2日、関係者の話として、アメリカ海軍と契約している日本の業者が、廃水を不法に投棄したとして、海軍当局が去年3月から捜査を始め、その後、司法省やFBI=連邦捜査局が捜査に加わっていると伝えました。
記事によりますと、捜査を受けているのは横浜市に本社がある廃水処理業者で、艦船内にたまった汚水や油などを含む廃水を浄化したあとに海に戻す業務を請け負っていましたが、2008年から横須賀市や長崎県佐世保市、沖縄県の3つの港で、廃水を適切に処理しないまま海に流していた疑いが持たれているということです。
ウォール・ストリート・ジャーナルによりますと、浄化した廃水は毎月、水質検査のためにサンプルの提出が求められていましたが、業者の元従業員は検査の結果をごまかすために水道水を提出することがあったとも話しているということです。
NHKはアメリカ海軍、司法省、FBIに記事についてコメントを求めていますが、2日夜の時点で回答はありません。
記事の内容について、廃水処理業者の担当者はNHKの取材に対し「事実無根だ」と述べ、否定しています。

官房長官「事実関係確認し適切に対応」
菅官房長官は閣議のあとの記者会見で「報道は承知しているが、現在、関係当局からアメリカ側に事実関係を確認中だと報告を受けている。事実関係を確認したうえで、適切に対応していきたい」と述べました。

防衛相「業者とは海自も契約」
河野防衛大臣は記者会見で、「報道は承知しており、事実関係の確認をしている」と述べました。
そのうえで、記者団が「自衛隊の艦船はこの業者に廃水処理を委託しているのか」と質問したのに対し、河野大臣は「この会社とは海上自衛隊の艦船の廃水処理に関し、おそらく、毎年1000万円程度の契約が行われている。防衛省において現時点までに確認したかぎり、廃水の不法投棄は確認されていない」と述べました。