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三菱航空機のMRJが、なかなか、アメリカFAAの認可がおりないのは、政治的な意図がある、と、私はずっと思っています。よい航空機あればあるほど、認可されにくい、のではないか、と。

それは、さておき、ボーイング社が、事故が相次いだ新型機737MAXについて、FAAへの認可申請で虚偽報告をしたのではないか、と、報道されています。
しかし、実際のところ、FAAが「だまされたふり」など黙認していただけ、ではないか、つまり、FAAも一連の事故につながる責任があるのではないか、と、私は考えています。


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2019/04/06
ボーイング737MAX8墜落原因 センサーの誤作動による自動操縦装置の異常か
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NHKのニュースサイトから

ボーイングの新型機737MAXめぐり虚偽報告か 株価急落

2度の墜落事故を起こしたボーイングの新型機737MAXをめぐって、ボーイングがこの航空機の認可に際して、当局に実際とは異なる報告をしていたと指摘する報道が相次ぎ、株価が急落するなど、影響が広がっています。

アメリカの主要メディアが18日、一斉に伝えたところによりますと、ボーイングは、新型機737MAXに搭載された機体の姿勢を自動で制御する「MCAS」と呼ばれるシステムについて、社内の技術責任者がうまく機能しない可能性があることを運航の認可を受ける前に指摘していながら、FAA=アメリカ連邦航空局に報告していなかったということです。
737MAXは、去年10月にインドネシア、ことし3月にエチオピアで相次いで墜落事故を起こし、このMCASが事故の原因である可能性が浮上しています。事故をめぐっては、運航を認可したFAAへの批判も出ていましたが、今回の報道が事実であれば、一連の認可の手続きは、事実と異なる報告をもとに行われていた可能性があります。
事故によって737MAXの運航再開のめどが立たない中、ボーイングは通期の業績予想ができない状態で、この日も報道を受けて、株価が6%以上急落するなど、今後、経営に深刻な影響が出ることも予想されます。

米連邦航空局「ボーイング社に説明求める」
これについて、FAA=アメリカ連邦航空局は18日、ボーイングのマレンバーグCEO、最高経営責任者に対して、「ボーイング社は、技術責任者がこうした指摘をしていたことを数か月前には把握していた」としたうえで、「当局に対して、直ちに説明するよう」求めました。一方、ボーイングは、以前働いていた社員によるものだとしたうえで、「737MAXの運航再開に向けて、引き続き当局の調査に協力していく」とコメントしています。

ニューヨーク株価 ボーイングの報道受け大幅下落
ボーイングの株価の急落を受けて、18日のニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、前日に比べて250ドル余り大きく値下がりして、今週の取り引きを終えました。18日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて255ドル68セント安い、2万6770ドル20セントでした。この日のダウ平均株価は、前日の終値付近をいくぶん下回る水準で推移していましたが、ボーイングの報道を受けて大きく値下がりに転じ、その後も取り引き終了にかけて下げ幅を拡大しました。また、同じくダウ平均株価を構成する「ジョンソン・エンド・ジョンソン」が、主力のベビーパウダーから、発がん性のある微量のアスベストが検出されたとして自主回収すると発表したことから売り注文が集まり、株価の重しとなりました。