森ゆうこ
しかも、それが、DHCがスポンサーのネット番組の中で、公表し、批判した、ということ。

自分たちの政策について、野党議員が質問し、それに対して真摯に説明し、納得してもらう、ということは、国民の税金や国民からの信任を得て政策を実行する立場にいる人には当然の責務である、と、私は思います。

それを、公然と批判するのは、自分たちの政策についての説明責任を放棄している、ということになります。

そして、安倍政権は、それを問題視しない、ということ。
このような「有識者」の活動を支援する私企業や財界人がいる、ということ。

こんなことがまかり通るのであれば、やはり、憲法改正の手続きを進めるのであれば、テレビ放送や、それだけでなく、インターネット番組など、宣伝広報全体にわたって、網羅的に規制する法律が必要と思います。

このサイトでの関連記事

2019/10/17
野党議員の国会での質問権を阻害するな
http://politic.blog.jp/archives/1075996749.html



朝日新聞から


内閣府が座長代理にメール、第三者に漏洩か 野党の質問

 国民民主党の森ゆうこ参院議員が政府側に事前通告した質問内容が外部に流出していたとされる問題で、野党側の「質問通告漏洩問題調査チーム」が18日、内閣府からの聞き取り調査の結果を発表した。

 内閣府の説明によると、15日の参院予算委員会での森氏の質問内容について、内閣府の事務局が11日夜、森氏が参考人招致を求めていた国家戦略特区ワーキンググループの原英史・座長代理に対し、原氏に関連しない質問も含めたすべての質問内容をメールで送付した。原氏はその後、知り合いの大学教授に質問内容を電話とメールで連絡したという。
 大学教授にどの範囲の質問内容が示されたかは不明だが、この大学教授は14日に放送されたDHCテレビのネットニュース番組で森氏の「質問通告を見た」と発言し、森氏への批判を展開した。
 内閣府はすべての質問内容を原氏に提供したことについて「守秘義務違反にはあたらない」と説明。国家戦略特区を担当する北村誠吾地方創生相は18日の記者会見で「内閣府から通告内容が漏洩した事実はない」と述べたうえで、「質問通告を受けた私人が、その内容などを第三者に伝えることについて特段の定めがない」と問題視しない考えを示した。
 一方、国民の奥野総一郎・国会対策委員長代行は18日、記者団に「(原氏は)政府の機微に触れる情報を扱える立場で純粋な民間人でない。政府は制度の不備を認め、民間有識者にも守秘義務、罰則をかけるべきだ」と強調。自民党の森山裕国対委員長も同日、「事前に質問通告が漏れて、それが質問の前に批判にさらされるようなことがあっては、国会議員の質問権という問題を考えるときに遺憾だ」と記者団に語った。

(引用終わり)


NHKのニュースサイトから


国会質問漏えい疑い 「民間人が第三者に伝えた」 地方創生相

国家戦略特区をめぐり、政府側に通告した質問内容が委員会の前に外部に漏れていたと、国民民主党の議員が指摘していることについて、北村地方創生担当大臣は、質問通告を受けた民間人が第三者に伝えたもので、政府の対応に問題はないという認識を示しました。

国民民主党の森ゆうこ議員が、今月15日の参議院予算委員会で、政府の国家戦略特区に関する質問を行うのにあたって、政府側に通告した質問内容が、委員会の前にインターネット番組で取り上げられるなど外部に漏れていた疑いがあるとして、国民民主党などが調査に乗り出しています。
これについて、国家戦略特区を担当する北村地方創生担当大臣は、閣議のあとの記者会見で、委員会に出席を求められた国家戦略特区ワーキンググループの原座長代理に対し、内閣府が森議員からの質問通告の内容を伝えたことを明らかにしました。
そのうえで北村大臣は、原氏が知人の大学教授に内容を伝えていたとしたうえで、「内閣府から漏えいした事実はないと確認している。質問通告を受けた私人が内容などを第三者に伝えることについては、特段の定めはない」と述べ、政府の対応に問題はないという認識を示しました。