images役所につくられる、このような有識者会議というのは、官僚機構の意思の隠れ蓑として利用されている、と、私は思っています。
つまり、結論ありきであり、あまり、本質的な意味や役割はないもの、と、いうことです。


東京新聞から

防衛省調査を追認 辺野古軟弱地盤で有識者会議

 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設を巡り、防衛省は六日、海底の軟弱地盤の改良を助言する初めての有識者会議を省内で開いた。「地盤改良すれば施工可能」とした防衛省の報告書に専門家や野党から疑問が出ていたが、この日の初会合では異論が出ず、不十分との指摘が出ていた地盤強度調査も妥当と判断した。耐震性能も大規模地震を想定していないことが本紙報道で明らかになったが、初会合で言及はなく、工事継続に早々とお墨付きを与える格好となった。

 会合ではまず、防衛省が選任した八人の委員の中から旧運輸省出身の早稲田大理工学術院の清宮理名誉教授を委員長に選出した。軟弱地盤の改良には設計変更を伴う。変更には沖縄県の承認が必要で、防衛省としては専門家の助言をお墨付きにして工事を急ぎたい狙いがあるとみられる。
 辺野古沖の軟弱地盤は海面から最深九十メートルにまで達する。防衛省の報告書は、最深地点から離れた別地点の地盤強度データから類推し、「七十メートルまで改良すれば施工は可能」と結論づけた。専門家からは「九十メートル地点の調査データを使わないのは理解に苦しむ」(鎌尾彰司・日本大准教授)などの疑問が出ていた。
 会合で委員は「十分な土質調査をやっており、採取した試料の品質も高い」として防衛省の判断を支持。九十メートル地点の追加調査は必要ないとした。
 防衛省の報告書で、基地の耐震性能は大規模地震を想定していないことが明らかになった。この日の会合では耐震性能の議論はなかった。防衛省は今後、耐震性能も議題に取り上げる考えだが、大規模地震を想定した耐震性能の見直しは否定した。
 一部の専門家からは「辺野古沖に活断層がある可能性があり、活動すれば重大な被害が発生する」との指摘が出ている。防衛省は活断層の存在を否定しており、議題として扱わない方針だ。
 次回以降は、工期や改良工事の工法を議論する。防衛省が工費を明らかにしないことに批判が強まっているが、有識者会議では議論の対象外とする。
 防衛省の報告書では、海底に七万七千本の砂の杭を打ち込んで地盤を固めるとしており、防衛省は「委員から助言を受け、検討いかんによっては変更もあり得る」と話す。
 会合は非公開で行われた。議事録は、沖縄防衛局のホームページで公開する。
 沖縄県の玉城デニー知事は六日の記者会見で「政府は埋め立てを前提とした有識者会議を設置する以前に、県の指導に従って工事を中止し、工期や総費用を国民に説明すべきだ」と批判した。岩屋毅防衛相は会見で「難工事には違いない。専門家の知見や助言をしっかり得た上で進めていく」と述べた。