93bccc17.jpg権力を持つ者が、

「これは芸術だが、これは芸術とは認めない」
「これは出展を認めるが、これは出展を認めない」
「これは開催を認めるが、これは開催を認めない」

などと、判断することが許される社会は危険だと思います。
黒岩知事の発言には、多いに反対意見を寄せるべき、と、私は思います。

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東京新聞から


黒岩・神奈川知事が持論 あいちトリエンナーレ企画展「表現の自由逸脱」「開催は認めない」

 愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で中止になった企画展「表現の不自由展・その後」について、神奈川県の黒岩祐治知事は二十七日の定例記者会見で「表現の自由から逸脱している」と持論を述べ、神奈川で同じ趣旨の企画展があったらという質問に「私は絶対に開催を認めない」と述べた。

 企画展は、出品された慰安婦を象徴する少女像が一部で問題視された。知事は「極めて明確な政治的メッセージがある。それを税金を使って後押しするのは、表現の自由より、政治的メッセージを後押しすることになる。県民の理解を得られない」とした。
 慰安婦は、政府が「河野談話」で旧日本軍の関与を認めている。この問題について、黒岩知事は「(韓国側は)強制的に連行したというニュアンスで伝えている」とし、「事実を歪曲したような一方的な主張を公金を使って支援するのはあり得ない」と主張した。
 黒岩知事の発言に対し、表現の自由をめぐる問題に詳しい小内克浩弁護士は「政治的主張や思想、意見が入った表現は、表現の自由の核心部分。政治的メッセージがあるからといって『逸脱している』という考えは見当外れ」と批判。知事が公金の支出を問題視した点は「いろんな考え方や意見があるからこそ、取り上げて議論が湧き起こる価値がある。税の投入は、おかしなことではない」と話した。
 日本体育大の清水雅彦教授(憲法学)も「自由は人権と人権が衝突した場合に制限されることがあるが、少女像に不快感を覚えた人がいたとしても、自由を侵害されたわけではない」とし、逸脱に当たらないと指摘した。