49379732.png民主主義というものは、国の巨大で強力な権力の源泉を、主権者である国民の選択に委ねています。

ということは、主権者である国民が、間違った選択をすると、民主主義の仕組みが正当なものである場合、結果として国の権力が間違った方向に動いてしまう、ということが起き得ます。

つまり、民主主義というものは、完全なものではない、ということです。
それが、きちんと機能するように、私たちは、常々、監視して、手直ししていかねばならないものなのです。

ワイマール憲法のもと、民主主義の仕組みを活用して、勢力を伸ばした、あのヒトラーのナチスのように。

プロパガンダ、と、呼んだりしますが、ナチスは、ラジオや宣伝ということを最大限に活用して、主権者である国民を、自分たちに都合がいいように、民主主義の仕組みを利用して、国家権力を握りました。

いま、わたしたちの社会に、同じようなことが行われているのではないか、と、大変心配しています。

マスコミ、テレビは、主権者である国民に、知らせるべきことを、きちんと伝えているのでしょうか。

権力者、統治機構に都合のいい情報だけを流し、都合が悪い情報は流さない、というような状況が生まれていないか、と、感じています。