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映画祭などもそうだと思いますが、国際的な文化芸術の祭典を行うとすれば、諸外国の芸術家から、様々な作品が寄せられることになり、その内容について、そのときの政府の考えを合うかどうか、を、確認し、是非を判断するようなことは許されない、と、思います。

そうなれば、それは、国際的な芸術の祭りにはなりません。

私たちは、私たち日本人がやっていることについて、きちんと考え直す必要があると思います。


NHKのニュースサイトから


脅迫メール770通 国際芸術祭 愛知県が警察に被害届

愛知県で開催されている国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」をめぐり、県の担当部署などに、「サリンとガソリンをまき散らす」などといった、脅迫メールが770通、届いたことから愛知県は14日、警察に被害届を提出し受理されました。

愛知県によりますと、今月1日の「あいちトリエンナーレ」の開幕後、5日から9日にかけて、県の担当部署や秘書課などに770通の脅迫メールが送られてきたということです。
メールの半数は、芸術祭の担当部署宛てで、「県の施設や学校にガソリンを散布して着火する」とか、「県庁などにサリンとガソリンをまき散らす」、それに「職員らを射殺する」といった内容で、一部は、同じ文面のものがあったということです。愛知県は芸術祭の運営などに支障をきたしたとして、威力業務妨害の疑いで14日、警察に被害届を提出し受理されました。
「あいちトリエンナーレ」をめぐっては、展示された慰安婦問題を象徴する少女像を撤去するよう脅迫するファックスを送り、展示の一部を中止に追い込んだとして今月7日に男が逮捕されています。


(引用終わり)

作品の内容の是非を判断して、主催者が展示を中止したことは、やはり、大きな誤りであった、と、思います。


毎日新聞から

あいちトリエンナーレ
展示辞退、新たに10組 海外作家ら、企画展中止に抗議か

 愛知県で開催されている国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が開幕3日で中止になった問題で、芸術祭に出展していた米報道機関やスイス出身の芸術家ら計10組が新たに展示辞退を申し入れた。企画展の中止決定への抗議行動とみられ、芸術祭実行委員会(会長・大村秀章愛知県知事)は今後の対応を協議している。

(引用終わり)

東氏は、やめることで、責任を放棄するのではなく、これからが始まりだと思ってください。
いろいろ、大変なことと思いますが、ぜひ、よろしくお願いいたします。


毎日新聞から

「あいちトリエンナーレ」企画アドバイザーの東浩紀氏が辞意表明 「職務を果たすのが困難な状況に」

 国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が開幕3日で中止となった問題で、芸術祭の企画アドバイザーを務める評論家の東浩紀氏が14日、辞任を申し出たことをツイッターで明らかにした。芸術祭実行委員会は「対応を検討中」としており、受理するかは未定という。

 東氏から実行委へは同日朝、連絡があったという。東氏は芸術祭の芸術監督でジャーナリストの津田大介氏に対し、企画を助言する役職に就いている。
 東氏は同日、ツイッターに「津田監督にはこの1週間、いろいろ善後策を提案していたが、採用されず、アドバイザーとしての職務を果たすのが困難な状況になった」などと投稿。辞任を伝えるメールを津田氏と実行委事務局に出したことを明かし、出展者らに謝罪した。
 芸術祭に参加した作家による作品の取り下げ表明が相次いでいることを受け、東氏は13日夜、ツイッターに「これ以上ひとりでも作家が展示辞退したら、アドバイザーを辞任する」と投稿していた。