7これは、シビリアンコントロールの問題につながります。

適切なシビリアンコントロールのためには、自衛隊防衛省がきちんと有権者国民に情報を開示すること、が、必要です。

そもそも、「北朝鮮の差し迫った脅威」が、この高額なアメリカ製の武器を購入する理由だったのように記憶していますが、それは、どうなったのでしょうか。
「いや、それは、建前で、本当の配備理由は、北朝鮮ではなかったんです」ってか。

安倍政権が、国民を欺き、ごまかしながら、政策を実行していることは残念です。


東京新聞から

地上イージス調査に誤り 防衛省説明 秋田「適地」数値9カ所

 防衛省の深沢雅貴官房審議官らは五日、政府が地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備に向け、陸上自衛隊新屋演習場(秋田市)を「適地」とした調査結果について計九カ所の数値に誤りがあったと明らかにした。同演習場を配備候補地とする根拠が揺らぐ可能性がある。秋田県議会の全員協議会で説明した。

 調査結果では、同演習場の代わりに配備できる場所がないか、東北地方にある十八カ所の国有林などと、陸自弘前演習場(青森県)の計十九カ所を検討したものの、レーダーを遮蔽する山があるなどとして「不適だ」としていた。
 ところが、防衛省側の説明によると十九カ所のうち、九カ所で山などを見上げた角度である仰角が実際より過大に記載されていた。深沢審議官は「正確なデータに基づき説明することが何よりも大切だが、このようなことになり大変申し訳ない」と陳謝した。
 県政与党の自民党県議は「改ざんとまでは言わないが、疑念が湧くデータの不備だ」と反発した。

(引用終わり)

朝日新聞から

山までの角度誤り、報告書ミス 防衛省ミサイル配備計画

 陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の秋田市への配備計画をめぐり、防衛省が5月に県と秋田市に提出した報告書に誤りがあることがわかった。地元からの要望で検討した代替地の妥当性について、レーダーの障害となる周囲の山までの角度を過大に記載し「不適」としていた。防衛省は5日、数値を訂正し、謝罪した。

 国は、秋田市の陸上自衛隊新屋演習場の代替地として、青森、山形の両県を含めた国有地19地点を調査。そのうち9地点について、周囲の山がレーダーの障害になるという理由で不適としていた。報告書では、代替地から山までの角度を15~20度と計算。しかし実際の角度はいずれの地点でも報告書の数値より小さい4~15度だった。最も数値に開きがあった秋田県男鹿市の秋田国家石油備蓄基地では、報告書で15度としていたが、実際は4度だった。
 防衛省の担当者は同日、秋田県議会の全員協議会で「データの扱いを誤った」などと謝罪した。