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他国を引き合いに出すのは、特に、隣国を比喩に、隣県の知事の対応を批判するのは、全くもって、不適切な発言としか言いようがない、と、思います。

マスコミの報道は抑制できても、インターネットは抑えられませんからね。

新幹線建設、そんなに必要なことなのかしら。利権に基づく利益誘導政治の権化、と、私は思っていますが。


東京新聞から

新幹線整備で自民・谷川氏 「佐賀の対応 北朝鮮のよう」

 自民党の谷川弥一衆院議員(長崎3区)が、九州新幹線長崎ルートで未着工の新鳥栖-武雄温泉(佐賀県)の新幹線建設に反対している佐賀県の対応に関して「山口祥義知事に『韓国か北朝鮮を相手にしているような気分だ』と言った」と発言していたことが十九日、分かった。谷川氏は取材に対し、発言が不適切だったとして「謝罪、修正したい」と語った。

 谷川氏は長崎ルートの整備方式を議論している与党検討委員会のメンバーで、佐賀県関係者は「整備方式は短時間で簡単に決められる話ではない。あまりにもひどい発言だ」と反論した。
 谷川氏は十八日、二〇二二年度の暫定開業を目指し、フル規格で建設が進んでいる長崎ルートの武雄温泉-長崎の長崎県内にあるトンネル工事現場を視察した。
 佐賀県は新鳥栖-武雄温泉にフリーゲージトレイン(軌間可変電車)を導入する国土交通省などとの合意が前提という立場で、新幹線建設には多額の財政負担が必要などとして反対している。
 谷川氏は取材に対して「整備が一向に進まない現状にいらだちがある。お互いの立場を考えて付き合ってほしいとの趣旨だった」と説明した。

(引用終わり)


読売新聞から

谷川議員「韓国か北を相手にした気分」佐賀知事に

 自民党の谷川弥一衆院議員(77)(長崎3区)は18日、長崎県諫早市で建設中の九州新幹線長崎(西九州)ルートを視察した際のあいさつで、「難しい問題は佐賀の説得。佐賀の知事には『台湾のような付き合いをしてほしい。韓国か北朝鮮を相手にしているような気分だ』と言った」と発言した。報道陣から真意を問われた谷川氏は不適切だったとして、「修正したい」と述べた。

 谷川氏は、新鳥栖―武雄温泉間(約50キロ)の整備方式を議論する与党の検討委員会のメンバー。検討委はこの区間について、鹿児島ルートと同じ「フル規格」か、在来線を活用する「ミニ新幹線」の2案に絞って検討しているが、佐賀県の山口祥義知事は、多額の財政負担などを理由に両案とも反対している。
 谷川氏ら国会議員3人はこの日、工事の進捗状況を確認するために現場を訪れた。あいさつは、同行した長崎県の中村法道知事ら地元の首長、工事関係者ら向けだった。
 山口知事は4月に東京都で開かれた検討委の会合に出席した。関係者によると、この会合で谷川氏は「日韓のような関係ではなく、日台のような関係であってほしい」と発言したという。谷川氏は検討委での発言について報道陣に「韓国とは言ったかもしれないが、はっきり覚えていない」と述べた。
 山口知事は読売新聞の取材に対し、谷川氏の発言について「真摯に佐賀県と向かい合ってほしい。冷静な議論が必要だ」と語った。