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この人の言葉、

「政府が右と言うものを左と言うわけにはいかない」

を、忘れることができません。

政府が間違っている時に、きちんと正しいことを国民に伝えなければ、それは、ジャーナリズムではなくなります。単なる政府の広報機関に成り下がっています。

私は、きちんとNHKに料金を払い続けています。意見を言う権利がある、と、思います。

広告代理店に支配されている民放には期待していません。
でも、NHKにも広告代理店の影を見つけます。おかしい、と、思い続けています。


毎日新聞から

NHK、板野裕爾氏が専務理事に異例の返り咲き

 NHKは、元専務理事の板野裕爾NHKエンタープライズ社長(65)を専務理事に復帰させる人事案を固めた。板野氏は、政権との距離が問題視される言動を繰り返した籾井勝人前会長時代に専務理事を務め、「会長の一番の理解者」と呼ばれた人物。官邸と太いパイプを持ち、かつ政権の意向を番組に反映させたと言われる板野氏の異例の返り咲きに、NHK内部からも批判の声が上がっている。

 専務理事は執行部で会長、副会長に次ぐ地位で、現在は3人。9日の経営委員会に提案され、同意されれば、25日付で発令される。
 板野氏は経済部長、内部監査室長などを歴任し、2012年に理事に。籾井前会長が就任後の2014年4月から2年間、専務理事を務めた。「政府が右と言うものを左と言うわけにはいかない」など、籾井前会長が公共放送のトップとしての資質を疑わせる言動を繰り返し、理事との関係が冷え込む中、板野氏は籾井前会長を支えた時期が長かったと言われる。
 2016年3月に「クローズアップ現代」の国谷裕子キャスターが番組を降板。複数のNHK関係者によると、番組全般を統括する放送総局長だった板野氏が、番組に対する政権内の不満を背景に降板を主導したとされる。また、2015年の安全保障関連法案を巡る国会審議中、個別の番組で政治的公平性を保つのが難しいとの理由で、安保関連の複数の番組の放送を見送るよう指示したとも言われる。関係者は板野氏の復帰に「放送現場が一層萎縮しそうだ。過去の経緯もあり、内外から批判が集中することも避けられない」と危惧する。