河野太郎安倍政権は、アフリカで、中国と互いに覇権を争っていた、と、思いますが、それは、アフリカの国々の人々を第一に考えてのことではなくて、中国との競争でした。

河野外務大臣は、アフリカ諸国側からも、民間投資を求めていることが伝えられた、と、述べているそうですが、違和感を感じます。
招待を受け、援助を受ける側は、こちらの思うように発言をしてくれるだろう、と、思うからです。

安倍政権のアフリカ外交の変化の本当の理由は、日本政府として、もう、余裕のお金がない、ということがある、と、思います。

安倍政権の手仕舞いが始まっている、とも言えるのかもしれません。


朝日新聞から


TICAD「主役は援助ではなく民間投資」 河野外相

 河野太郎外相は23日、金沢市で講演し、今年8月に横浜で開かれる「第7回アフリカ開発会議」(TICAD7)について「主役は援助ではなく、日本の民間企業の投資をアフリカでどれだけできるかだ」と述べ、会議に向けてアフリカへの民間投資を促す考えを示した。

 河野氏は、国際青年会議所などが主催する国連のSDGs(持続可能な開発目標)に関するイベントに出席。昨年10月のTICAD閣僚会合の場で、アフリカ各国の外相から「今我々が求めているのは民間企業の投資だ」と伝えられた、と明らかにした。
 河野氏はまた、日本の財政赤字を挙げ「残念ながらODA(途上国援助)がこの先増える保証はない」と指摘。SDGsの達成に向け、「中小企業にも積極的に関与してもらいたい」と求めた。