このNHKのニュースでは、「北方領土」のことを「北方四島」と称していますが、それでいいのでしょうか。

1000人でよかった、と、思いますし、この反対集会、というものが、そもそも、デモなどが厳しくコントロールされているロシアで、しかも首都のモスクワで行われた、ということから、官製の可能性もある、と、私は感じていますが、安倍首相は、基本的に、器が小さいので、こういうのは嫌でしょうね。

そして、プーチン大統領が、政治的リスクを負ってまで、北方領土の引き渡しに応じるのかどうか、大いに疑問があるところ、です。


NHKのニュースサイトから

モスクワで北方四島の引き渡し反対集会

日本とロシアが去年、日ソ共同宣言を基礎に平和条約交渉を加速することで合意したことを受けて、ロシアの首都モスクワで北方四島の引き渡しに反対する集会が開かれました。集会ではプーチン政権を公然と批判する声もあがり、22日の日ロ首脳会談を前に領土の引き渡しを警戒する世論が高まっています。

ロシアの首都モスクワでは20日、野党勢力が呼びかけて北方四島の引き渡しに反対する集会が開かれ、およそ1000人が参加しました。
このうちプーチン政権に批判的な政治団体の幹部は、「プーチン大統領と安倍首相はひそかにいくつかの島を引き渡すことで合意しているかもしれない」と述べ、「領土を取り引きする計画を阻止しよう」と呼びかけました。
また別の野党勢力の女性は、「そもそも交渉すべきことではなく、妥協などもってのほかだ。政府はひたすら厳しい姿勢で臨むべきだ」と訴えました。
そしてロシア語で北方四島を含む千島列島全体を指す「クリル」ということばを使って、「クリルはわれわれの領土だ」とシュプレヒコールを上げました。
安倍総理大臣とプーチン大統領が去年11月、日ソ共同宣言を基礎に平和条約交渉を加速することで合意したあと、モスクワで北方四島の引き渡しに反対する集会が開かれるのは初めてで、22日行われる日ロ首脳会談を前に領土の引き渡しを警戒する世論が高まっています。

極東ハバロフスクでは反対デモ
ロシア極東のハバロフスクでは、氷点下10度を下回る寒さの中、野党の支持者などおよそ200人が集まり、北方四島の引き渡しに反対するデモを行いました。
参加者は、プラカードを持っておよそ2キロにわたって行進し、「島々はわれらの領土だ」とか「交渉をやめろ」などと、シュプレヒコールをあげていました。
デモに参加した女性は、「領土は渡したり売ったりできないものだと教えられてきたのに、売ろうとしているのは誰でしょうか」と話し、交渉に臨むプーチン大統領を非難していました。
このほか、極東のウラジオストクやナホトカなどの地方都市でも集会が開かれ、北方四島の引き渡しに反対する動きが広がりをみせています。