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自衛隊という実力組織の民主的なコントロール、とても、大切なことだと思います。
扱いを誤ると、私たちの国を滅ぼし、国民を塗炭の苦しみに追いやることにもなりかねません。

そのための方策が、シビリアンコントロールです。

しかし

安倍政権は、シビリアンコントロールの意義を恣意的に歪めて利用している、と、私は思っています。

政治主導、と、考えているのかもしれませんが、そうだとしても、同じことだと思います。

シビリアンコントロールの最終かなめである首相が、自ら、自衛隊の政治的権能の拡大に積極的であること、に、私は不安しか感じません。

具体的には、トランプ大統領の言いなりのように、高額なアメリカ製の武器を購入すること、もありますが、もっと、気になっているのは、参議院比例区に自衛隊出身の政治家を登用させるだけでなく、その政治家に、外交防衛の重責を担当させること、です。

比例区の自民党からの候補者は、その順位によっては、選ばれた時点で、国会議員として活躍できることが自動的に保障されてしまうのです。

民主主義の洗礼を受けていない政治家が、国の中枢にいて、外交防衛の方針決定に関与している、ということは、大きな問題である、この国の将来に禍根を残す、と、私は心配しています。