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ロシアが盛んに主張しているのは、北方領土を返還した後、日本政府の管理下に置かれた領土には、在日米軍が駐留することが可能ではないか、とのことです。
それに対して、安倍首相は、アメリカとの調整が必要と思いますが、とりあえず、それは、調整がついていないか、または、アメリカ側としては、北方領土は、極東ロシア軍を牽制するために重要な場所である、との姿勢を日本側に示し続けている、のかもしれません。

安倍首相は、ロシアに対して、在日米軍がロシアに敵対するものではない、と、述べたようです。
そんな説明をロシア側が納得するとは思えませんけれども。
私たち日本人も、びっくりの説明と思います。

選挙に負けそうだ、とアメリカ政府に泣きつけば、在日米軍の北方領土への駐留はない、との言質をとることができる、でしょうか?


毎日新聞から

在日米軍「敵対的でない」 安倍首相、露大統領に説明

 安倍晋三首相は1日に放送されたテレビ朝日のインタビューで、ロシアとの平和条約締結交渉を巡り、プーチン大統領に在日米軍について「ロシアに敵対的なものではない」と説明したと明らかにした。プーチン氏は昨年末の記者会見で、北方領土の一部を日本に引き渡した場合の米軍展開に懸念を示している。

 首相はインタビューで「在日米軍は日本や極東の平和と安全を守るために存在し、決してロシアに敵対的なものではない」と強調。「今までもプーチン氏に説明してきた。必ず理解いただけると思う」と述べた。説明の時期には触れなかった。