imagesもし、沖縄知事選挙や那覇市長選挙に勝っていれば、辺野古への新基地建設が、民主的に容認された、と、政府は主張したのだろう、と、思いますから。

私たちの政府が、どちらを向いて、行政を行なっているのか、よくわかるような気がします。

きっと、憲法改正でも、国民投票で否決されたとしても、安倍首相は責任を負わないんだろうなあ。


東京新聞から

新基地建設の方針変わらず 那覇市長選敗北 安倍政権

 那覇市長選で、沖縄県名護市辺野古への米軍新基地建設に反対した現職が、自民党などが推薦する候補を破った翌日の二十二日、安倍政権の閣僚からは、沖縄で新基地反対の民意を示す選挙結果が続いても、新基地建設の政府方針は変わらないとの発言が相次いだ。

 菅義偉官房長官は記者会見で、那覇市長選に関して、新基地反対を掲げた現職の城間幹子氏が圧勝したことに対し「政府としてコメントすることは控えたい」と評価を避けた。その上で「自治体の選挙はさまざまな政策で候補者の主張が行われる」と、新基地の是非だけが争点ではなかったとの見方を示した。
 宮腰光寛沖縄北方担当相は会見で「沖縄の基地負担軽減に関わる政府の取り組みは、沖縄に説明を尽くす努力を継続する必要がある」と、今後も新基地建設に理解を求めていく考えを示した。
 沖縄では那覇市長選に先立ち、先月三十日の知事選、今月十四日の豊見城市長選でも新基地反対派が当選している。自民党の萩生田光一幹事長代行は二十二日の会見で「負けは負けとして真摯に受け止める」と語った。だが政府は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の危険性を挙げ「辺野古移設が唯一の解決策」(菅氏)として、新基地建設を進める構えだ。