asoそれを言い出したら、医療保険制度は崩壊します。

どこまでを「不摂生」とするのか、どこからが「不摂生による疾患」か、その線引きは困難で、最後は、人為的に恣意的に行うしかない、からです。
また、この考え方を拡大解釈すると、先天異常の方を排除するような「優生思想」にもつながりかねません。

確か、麻生大臣自身は、愛煙家ではなかったか、と、思いますが。


東京新聞から

麻生氏、不摂生患者へ支出疑問視 「あほらしい」

 麻生太郎財務相は23日の閣議後の記者会見で、不摂生の結果、病気になった人への医療費支出を疑問視する見方を示した。「飲み倒して運動も全然しない(で病気になった)人の医療費を、健康に努力している俺が払うのはあほらしくてやってられんと言っていた先輩がいた。良いことを言うなと思った」と述べた。

 健康管理の自己責任を強調したとみられるが、健康な人も保険料を拠出するのが社会保険制度の基本で、批判を招きそうだ。
 麻生氏は首相だった2008年にも経済財政諮問会議で「たらたら飲んで、食べて、何もしない人(患者)の分の金(医療費)を何で私が払うんだ」と発言し、後に陳謝した。