svgこのアメリカ海軍の行動は、中国政府の顔に泥を塗るような行動である、と、思います。
挑発、です。
中国海軍の内部で不満が高じる、と、心配します。

中国の習政権は、軍部へのコントロールが弱いように私は感じていますので、軍部を挑発することが、習政権への揺さぶりになる、と、アメリカ側は考えているのかもしれません。

トランプ大統領も中国を名指しでの批判を繰り返しています。
アメリカ海軍の今回の行動が、トランプ大統領の指示によるものか、それとも、事後承諾のような形なのか(軍部の突出?)、知りたいと思います。
艦船2隻程度の航行計画について、いちいち、大統領の了解はいらないだろう、とは思いますので。

私は、アメリカ軍に対する、トランプ政権のシビリアンコントロールが利いているのかどうか、知りたいと思っています。


朝日新聞から

米海軍の艦船2隻、台湾海峡を航行 台湾が発表、米追認

 米国防総省のマニング報道部長は22日、記者団に対し、米海軍イージス駆逐艦カーティス・ウィルバーとイージス巡洋艦アンティータムの2隻が同日に台湾海峡を航行した、と発表した。2隻の航行は台湾の国防部(国防省に相当)が先に発表しており、米国が追認した。中国の反発が予想される。

 米艦船の台湾海峡航行が明らかにされるのは今年7月以来。マニング氏は今回の2隻の航行について、米国が掲げる「自由で開かれたインド太平洋」構想に基づくものだとしたうえで、「国防総省は国際法に基づき、これからも(艦船や航空機の)航行や飛行を続ける」と強調した。

(引用終わり)

NHKのニュースサイトから

米海軍2隻が台湾海峡通過 圧力強める中国をけん制か

アメリカ海軍の2隻の艦艇が台湾海峡を通過し、台湾への軍事的圧力を強める中国をけん制する狙いがあるとみられます。

アメリカ太平洋艦隊は声明を発表し、アメリカ海軍の艦艇2隻が台湾海峡の公海上を現地時間の22日、通過したことを明らかにしました。
2隻はアメリカ海軍横須賀基地に配備されているイージス駆逐艦「カーティス・ウィルバー」とイージス巡洋艦「アンティータム」で、台湾の国防部によりますと、台湾海峡を南から北に向けて航行したということです。
アメリカ軍の艦艇が台湾海峡を通過したことが明らかになったのはことし7月以来で、太平洋艦隊は「開かれたインド太平洋へのアメリカの関与を示すものだ。アメリカ海軍は国際法で認められた場所であればどこであれ航行や飛行を続ける」としています。
中国は台湾周辺に爆撃機を飛行させるなど、独立志向が高いとみなす蔡英文政権に対して軍事的圧力を強めており、アメリカとしては台湾海峡に艦艇を派遣することで中国をけん制する狙いがあるとみられます。
アメリカと中国は、台湾をめぐる問題に加え、先月末、南シナ海を航行中のアメリカ軍の艦艇に中国軍の駆逐艦が異常接近するなど対立が深まっており、中国の激しい反発が予想されます。