russiaロシアの真の敵は、極東アジアにはいない、と、思います。
やはり、西にある、と、思うのです。

ところで、ロシア軍が9月に行った極東での大規模な軍事演習ですが、日本国内では批判的に報道されました。
しかし、今回のニュースでは、千島列島付近では、日本政府に配慮して、軍事演習を行わなかった、と報道され、逆に、ロシア軍の姿勢を評価する、というトーンに変わっています。

もちろん、私は、ロシアと日本が友好関係を維持し、親しく交わることを喜ばしく思っています。

問題なのは、マスコミやジャーナリズムなのかな、と、思っています。
彼らの報道内容、姿勢で、国民世論は容易に動かせる、のかと思うと、背筋が寒くなるのです。


毎日新聞から

露国防相
日本の要請受け、北方領土演習取りやめ

 ショイグ露国防相は8日、ロシア軍が9月中旬に実施した大規模演習「ボストーク(東方)2018」の際、北方領土で演習を行わなかったのは日本の要請を受けたからだと説明した。モスクワを訪問中の河野克俊・統合幕僚長から表敬訪問を受けた際に語った。河野氏も「北方領土を訓練地域から外したことを評価したい」と応じた。

 ショイグ氏は河野氏に対し「日本の武官をオブザーバーとしてボストーク2018に招いたのだが、誰も出席しなかったのは残念だ」と指摘。そのうえで「日本が提案してきたから(北方領土を含む)クリル諸島(千島列島)で演習しなかった」と述べた。河野氏は北方領土が訓練地域に含まれる恐れがあったことからオブザーバーを派遣しなかったと説明しながらも、ロシアの対応を評価した。
 「ボストーク2018」ではロシア兵約30万人が動員されて、ソ連時代の1981年以来の規模の演習となった。中国も初めてボストークに参加したことから、中露両国が米国や日本との紛争を想定し、演習したのではないかとみられていた。ショイグ氏の発言により、日本へ一定の配慮を払っていたことが判明した格好だ。
 河野氏はロシア軍のゲラシモフ参謀総長とも会談し、防衛協力の推進について話し合った。ゲラシモフ氏が2017年12月に日本を訪れたことから、今回は返礼としてロシアを訪問。統合幕僚長のロシア訪問は2012年以来6年ぶりとなった。