images自民党二階氏のベテラン政治家としてのバランス感覚には、敬意を表してきましたが、今回の杉田議員の主張に対する対応には、大きな違和感を持っています。

そして、今回、人権意識に乏しい主張をした議員たちについて、「この程度」と表現して、貶めるように火消しをしているようですが、二階氏がおっしゃるように、彼らは「この程度」の政治家であることは私も納得しています。

いずれも、自民党の比例区での選出議員ではありませんか。

なぜ、「この程度」の政治家たちが大きな発言力、政治的パワーを持つことができることになったのか、ということを考えてもらえれば、政党としての自民党に大きな責任があることは間違いありません。


産経新聞から

自民・二階俊博幹事長、LGBT疑義の杉田水脈議員に「この程度の発言があったからといって…」

 自民党の二階俊博幹事長は2日、LGBT(性的少数者)をめぐる月刊誌への寄稿が「配慮を欠いた」として、党が杉田水脈衆院議員を指導したことについて「こういうことは大げさに騒がない方がいい。この程度の発言があったからといって、帰国してからどうだっていう話ではない」と述べた。訪問先のソウルで記者団に語った。

 二階氏は党の指導について「まだ内容は何も聞いていない」と述べるにとどめた。今後の対応は「帰国して私が党本部に出向いて、何かしようというような話でもない」とした上で「発言者そのものも、そういった影響力がある方かどうか、もっと静かに考えてみる必要がある」と語った。

(引用終わり)

産経新聞から

「この程度」はLGBTを指したのではない 自民党・二階俊博幹事長が補足コメント

 自民党の二階俊博幹事長は2日夜、LGBT(性的少数者)をめぐる月刊誌への寄稿で党の指導を受けた杉田水脈衆院議員などをめぐり「こういうことは大げさに騒がない方がいい。この程度の発言があったからといって、帰国してからどうだっていう話ではない」と発言したことについて、「『この程度』とは、発言者(杉田氏ら)のことであり、LGBTの方々を指して言っているわけではない」との補足コメントを公表した。

 コメントで二階氏は「わが党は引き続き公約に掲げたように性的な多様性を受容する社会の実現を目指す」とも強調した。