01077227.pngこの事件では、逮捕されて起訴されたのは文部科学省の局長の方で、大学側は在宅起訴の形になっていると思います。
この扱いの違いが気になります。

世の中に、不公平、不公正が当たり前になったら、社会不安につながる、と、心配します。


NHKのニュースサイトから

文科省汚職事件 前局長ら起訴

文部科学省の支援事業をめぐる汚職事件で、東京地検特捜部は、前局長が東京医科大学に便宜を図る見返りに受験した息子を不正に合格させたとして受託収賄の罪で起訴し、大学の前理事長と前学長も贈賄の罪で在宅起訴しました。

起訴されたのは、収賄側が、文部科学省科学技術・学術政策局長だった佐野太被告(59)と医療コンサルティング会社の元役員谷口浩司被告(47)で、東京医科大学の理事長だった臼井正彦被告(77)と学長だった鈴木衞被告(69)も贈賄の罪で在宅起訴されました。
東京地検特捜部によりますと、佐野前局長は去年5月、私立大学の支援事業の選定で東京医科大学に便宜を図る見返りに、ことし2月にこの大学を受験した息子を不正に合格させたとして受託収賄の罪に問われています。
関係者によりますと、佐野前局長は谷口元役員を通じて臼井前理事長と知り合い、去年5月に都内の飲食店で3人で会食した際に前理事長から支援事業の対象に大学が選ばれるよう依頼され、申請書類の書き方などを助言していたということです。
また臼井前理事長らは、こうした便宜の見返りとして前局長の息子の入試の点数を加算するよう学内に指示していたということです。
関係者によりますと臼井前理事長と鈴木前学長は起訴された内容を認め、このうち前理事長は「支援事業の対象校に選ばれれば大学にはくがつくと思った」などと供述しているということです。
一方、佐野前局長と谷口元役員は否認し、前局長は「ふだんから世話になっている谷口元役員から『面倒をみてあげて』と言われたので、大学側に助言したが、当時は官房長で職務権限はなかった。息子を不正に合格させてくれとまでは依頼していない」などと供述しているということです。