images一度、制度変更を受け入れてしまいますと、それをもとに戻すのは、大変な時間と労力が必要になります。

小林多喜二の「蟹工船」の時代から、ずっと、営々と続けられてきた、労働者の権利を守る運動の成果を、みすみす手放してしまうことを残念に思っています。
また、それを容認する労働運動の指導者たちの姿勢にも大変な危惧を持っています。

やっと、連合は、高プロに反対する姿勢を明らかにしたんだそうです。
今日、衆院本会議で通過の予定だそうですけれど。

連合のふがいなさ、が、野党の分裂をもたらしたと思っています。
あの、前原氏の希望の党結成騒ぎにつながった、と、私は思っています。


朝日新聞から

連合、ようやく「高プロ反対」 響く昨夏の「容認」騒動

 連合は29日、働き方改革関連法案に盛り込まれた高所得の専門職を労働時間規制から外す「高度プロフェッショナル制度(高プロ)」に反対する初の全国一斉行動を各地で実施した。昨夏、一時的に「容認」に傾いて反発を招き、これまで活動は抑えめだったが、ここにきて「高プロ反対」を浸透させようと懸命だ。

 「高プロという、とんでもない内容をもぐり込ませるから、だめだと言っている」。連合の神津里季生会長は29日夕、東京・新橋駅前で200人ほどを前に訴えた。高プロの削除を求める立憲民主党の枝野幸男代表、国民民主党の玉木雄一郎・共同代表も参加。野党との連携もアピールした形だが、この日予定されていた法案の衆院通過に事後的に抗議するため、やっと設定された全国行動だった。
 連合は昨夏、働き過ぎ対策を見直す条件つきで高プロを容認する動きを見せ、組織内外から強い反発を浴びた。結局、高プロ反対に立場を戻したが大きな顔はできず、これまでは国会内などで小規模集会を数回開くにとどまっていた。幹部は「昨夏の騒動で傷を負った。あれがなければもう少し動けていた」と話す。
 法案にセットで盛り込まれた残業時間の罰則付き上限規制などが、連合の望みであることも立場を難しくしている。神津会長は、野党が審議を拒否していた4月の会見で「重要な法案の審議すらできないのは極めて問題」と不満を述べた。ある副会長は「残業規制は連合の悲願。徹底反対で法案がつぶれるのが最悪のシナリオ」と、法案全体への対決姿勢には野党と足並みをそろえられない事情を説く。
 今月17日には神津会長が菅義偉官房長官を訪ね、残業規制などの早期実現を要請。これを菅長官が会見で「国会で議論を深掘りすることが重要と意見が一致した」と法案審議を後押しする要請と紹介する場面もあった。神津会長は29日の演説で、残業規制などは「早くスタートしなきゃいけない」としつつも「高プロなんかだめだと、私たち連合はこだわりを持って訴えたい」と強調した。