logo資料の提出も、また、参考人招致なども、国会審議の運営上の取り引き材料、駆け引きの材料に使われていることに、不信感をもってしまいます。

そもそも、不適切な資料、改ざんされた資料を提出しておいて、もとの正しい資料の提出を遅らせる、というのは、おかしなことであり、国会軽視ということからも、野党だけでなくて、与党も緊張感を持つべきこと、なのですが、どうも、そうではないようで。


NHKのニュースサイトから

自民 改ざん前の資料提出を23日 28日に集中審議を提案

財務省の決裁文書の改ざん問題をめぐって、自民党は立憲民主党に対し、改ざん前の資料の提出が来週23日にずれ込むとしたうえで、再来週28日を軸に予算委員会で集中審議を行うことを提案しましたが、折り合わず、引き続き協議することになりました。

自民党の森山国会対策委員長は、立憲民主党の辻元国会対策委員長と会談し、財務省の決裁文書の改ざん問題をめぐり、今週18日をめどとしていた改ざん前の資料の提出について、文書の量が膨大であることなどから、来週23日にずれ込む見通しだと伝えました。
そのうえで、森山氏は安倍総理大臣のロシア訪問も踏まえ、再来週28日を軸に予算委員会で集中審議を行うことを提案しました。
これに対し辻元氏は、財務省の資料は一部だけでも今週中に公表したうえで、来週、集中審議を行うよう求め、引き続き協議することになりました。
また、辻元氏は加計学園の獣医学部新設をめぐり、柳瀬元総理大臣秘書官の参考人質疑での説明と、愛媛県の職員が総理大臣官邸を訪問した際に作成した文書の内容に食い違いがあるとして、来週、愛媛県の中村知事らの国会招致を行うよう要求したのに対し、森山氏は応じられないという考えを重ねて示しました。

立民 辻元氏「与党もだらしなさすぎる」
立憲民主党の辻元国会対策委員長は記者団に対し、「安倍総理大臣は、『うみを出す』とか『真相解明に全力を尽くす』などと言うが、口だけで、自分の保身だけのために国会を運営するのは、もう、いいかげんにしてほしい。与党も、率先して『資料を出せ』と言うべきなのに政府にものが言えず、だらしなさすぎる」と述べました。