ft-lg-komeito安倍首相サイドは、自衛隊の活動範囲を広げ、能力や装備を拡充していきたい、というのが本音だろうと思いますので、公明党の北側氏の発言には驚いているかもしれません。

しかし、安保法で、集団的自衛権に関する、憲法の解釈は拡大されていますし、自衛隊の能力や装備の拡充も「必要最小限」を超えている、と、思いますので、公明党のスタンスは事実上、守られていない、連立与党として、公明党もそれに協力してきた、ということだと私は違和感を感じてもいます。


NHKのニュースサイトから

公明 北側氏 自民の改憲方針を慎重に精査

憲法改正をめぐり、9条を維持したまま自衛隊の存在を明記する自民党の方針について、公明党の北側憲法調査会長は、自衛隊の活動などに変化を及ぼすことがないのか、慎重に精査したいという考えを示しました。

憲法改正を目指す自民党は、先週、「自衛隊の明記」について、戦力の不保持などを定めた9条2項を維持したまま「自衛隊を保持する」と規定する方向性を打ち出しました。
これについて、公明党の北側憲法調査会長は記者会見で、「9条のところは、ほかの意見も丁寧に書いてあり、これまでの論議の中間報告的なものではないかというのが第1印象で、今後の議論を注視したい」と述べました。
そのうえで、北側氏は「9条1項と2項を堅持し、これまでの憲法解釈も変えず、自衛隊の活動範囲を広げないというのが大前提でなければならない。自民党の案が、その考え方にふさわしいのかどうか、よく勉強したい」と述べ、自衛隊の活動などに変化を及ぼすことがないのか、慎重に精査したいという考えを示しました。