logo派閥会長が首相の座を目指さない派閥、というのは、その存在自体を自己否定しているようなもので、いずれ、額賀派は「額賀」派でなくなる、とは思っていましたが、なかなか、乱暴な動きが見えています。

安倍首相側と石破氏側との綱引きが行われている、のだとわたしは想像していますが、結果として、安倍首相に都合のよいように状況が変化しているように思います。


毎日新聞から

自民
額賀会長、退任不可避 派閥の衆院幹部「やむなし」

近く退任を表明か
 自民党額賀派(衆院34人、参院21人)の参院側が額賀福志郎会長の退任を求めている問題で、同派の衆院幹部の間でも5日までに「退任やむなし」との意見が広がり、額賀氏の退任は不可避の情勢となった。同派内では、額賀氏が日韓議員連盟会長として平昌冬季五輪開会式(9日)に出席するため訪韓する8日までに退任を表明するとの見方が強い。額賀氏は「名誉会長」になり、後任は竹下亘党総務会長で調整する見通しだ。

 額賀氏や同派の衆院幹部は5日夜、東京都内の日本料理店で所属する当選3回の衆院議員らと意見交換した。山口泰明事務総長は終了後、「(額賀氏が)責任をもって、早いうちに決断すると言っているので会長の判断に任せたい」と語った。既に当選1、2回との意見交換を終えており、7日に当選4回らと意見交換し、額賀氏は判断を下す予定だ。
 参院側は額賀氏が退任を表明しなければ派閥を退会する構えを崩していない。衆院側は派閥の分裂回避を望む声が強く、幹部の間でも「みんなの意見を受け止めて、『名誉ある撤退』にするしかない」などの声が出ている。中堅議員も「平昌の後まではもたない」と語る。
 派内では、額賀氏が7日か8日の派閥の幹部会合か定例会合で退任の意向を表明するとの見方が強まっている。額賀氏が表明すれば、派閥幹部側は受け入れ、そのうえで額賀氏に「名誉会長」への就任を要請するシナリオが取りざたされている。ただ、新会長の選出や具体的な交代時期は、3月に予定される派閥のパーティーを節目とすべきだとの声もあり、流動的だ。