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もともと、バルカン諸国は「火薬庫」と呼ばれたこともあるように、歴史的にも微妙な問題がある地域です。セルビアという国は、ロシアとのつながりも深く、隣国との関係も微妙です。
そもそも、宗教も西側のEU諸国とは異なるのです。

セルビアを訪問している安倍首相は、セルビアのEU加盟を支援する、と、大統領に述べたようです。

安倍首相が、セルビアで何を言うか、なにをするか、ロシアが注視していることは間違いありません。

セルビアのEU加盟を支援する、と述べることなど、ロシアのプーチン大統領が嫌なことであることは間違いありません。
北方領土返還はあきらめたのでしょうかね。


NHKのニュースサイトから

日本・セルビア首脳会談 EU加盟に向け改革支援

旧ユーゴスラビアのセルビアを訪れている安倍総理大臣は、ブチッチ大統領と会談し、セルビアなどバルカン半島西部の6か国のEU加盟に向けて、ODAなどを通じて改革を支援する考えを伝えました。また、両首脳は、経済関係の強化に取り組んでいくことを確認しました。

ヨーロッパ南東部のバルカン半島に位置する旧ユーゴスラビアのセルビアを、日本の総理大臣として初めて訪れている安倍総理大臣は、首都ベオグラードで歓迎行事に出席したあと、日本時間の16日未明にかけてブチッチ大統領と会談しました。
この中で安倍総理大臣は、「西バルカン地域は、欧州ひいては国際社会全体の安定にとって重要だ。地域の安定の鍵を握るセルビアとの関係を日本は重視しており、2国間、西バルカン地域との経済分野をはじめとした協力を一層強化していきたい」と述べました。
これに対し、ブチッチ大統領は、「今後の日本企業の投資を期待している。セルビアのEU加盟に対する支援や理解に感謝したい」と応じました。
そして、安倍総理大臣は、セルビア、モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、アルバニア、コソボ、マケドニアの、バルカン半島西部の6か国のEU加盟に向けて、ODAなどを通じて改革を支援する考えを伝えました。

また、両首脳は、経済関係の強化に協力して取り組んでいくことを確認しました。安倍総理大臣は共同記者発表で、「日本は強く結束した欧州を支持しており、EU加盟を目指すセルビアをはじめ、西バルカン諸国の改革努力を積極的に支援していく」と述べました。