ときどき、反米の非民主的国家で、大規模なデモが発生することがあります。
それらの背景には、アメリカの諜報機関の策動がある、と、考えるのは、あまりにも空想的でしょうか。
河北新報から
イラン、デモ長期化に危機感 精鋭部隊動員も
イラン全土に拡大した反政府デモは4日で発生から1週間。情勢は徐々に回復へ向かい始めたが、同国の厳格なイスラム革命体制を揺るがしかねないとして指導部は長期化に危機感を強めている。一部地域では「エリート部隊」の革命防衛隊も限定的に動員。国民の権利制限も辞さない構えで、早期鎮圧に躍起だ。
交差点ごとに重装備の警官数十人の影が街灯の下に浮かぶ。詰問されて戸惑う通行人。3日夜、首都テヘラン中心部。反政府デモが前日までに複数発生、衝突も起きた一部地区には、再発は決して許さないとの治安当局の決意が満ちていた。
コメント
コメント一覧 (1)
東京新聞から
安保理、対イランで米批判相次ぐ 各国の足並みに乱れ
国連安全保障理事会は5日、反政府デモが起きたイラン情勢を協議するため公開の緊急会合を開いた。米国が開催を要請、イラン政府に対する国際社会の圧力を高める狙いがあったが、安保理の議題になじまない内政問題を都合よく利用しているとの批判が相次いだ。ロシアや中国だけでなくフランスも異論を唱え、米国の思惑とは裏腹に各国の足並みの乱れが浮き彫りになった。
ヘイリー米国連大使は反政府デモを「抑圧的な政府に我慢できなくなった勇気ある人々が、命の危険を冒して抗議している」と評価。国際社会はデモ参加者の声を聞くべきだと訴えた。