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審議会の発言内容などは、きちんと公表すべきと思います。

審議会政治、審議会行政などと、批判されることも多いのですが、事務局の意向にそって、想定通りの議論で終わる会議も多いように思いますけれど、今回の大学設置の審議会はそうではなかったようです。

政府の審議会などに出席する有識者の方々は、政策に関与する、大変な重責で出席し、発言するのですから、その発言は原則公開すべきであって、公表によって「自由闊達な意見交換を妨げる」程度のことでは、その任にはあたらない方々である、と、私は思いますし、そのような発言は、公に背き、社会から批判されるような、私利私欲に基づくような、醜い発言をしたいのだろう、と、私は思います。

そして、そもそも、今回の設置審議会は、新設4条件については議論する責務はない、ということだったようです。

これで、政策が私的に歪められていない、と、言い切れるのか、まったく、ひどいことだと私は、改めて、憤りを感じています。


毎日新聞から

大学設置審
「加計、新設条件満たさず」 複数委員が認識

 加計学園の獣医学部新設計画について、文部科学省の大学設置・学校法人審議会(設置審)の専門委員会で審査に携わった複数の委員が毎日新聞の取材に応じ、「獣医学部新設の前提となる4条件を満たしていない」との認識を示した。設置審の答申を受け、文科相は11月に認可したが、1人は「本来なら来年度も再度審査すべきだった。時間切れになった」と語り、来春開学の日程が優先されたことを示唆した。

 文科省は27日、今年度の設置審の議事要旨を公開した。加計学園に関する記述は17行しかない上、獣医学の専門家が実質的な審査をした専門委員会(14人)の議事要旨は「自由闊達な意見交換を妨げる」などを理由に非公開とされた。
 政府は2015年、特区制度での獣医学部新設について「獣医師が新たに対応すべき具体的な需要がある」「既存の大学・学部では対応が困難」など4条件がそろった場合に検討すると閣議決定。今年1月に加計学園が事業者に選ばれ、計画が4条件を満たしているのを前提に設置審で審査された。
 設置審は教育課程や設備が大学設置基準に適合しているかを判断し、4条件は審査の対象外だが、委員の一人は「最初から4条件を満たしていないと思った。『他大学にできないことをする』というが、このカリキュラムでできるのかとの疑問があった。募集する学生数(140人)も多い」と話した。
 設置審は翌年春の開学に間に合うための通常の認可期限となる8月末、加計学園の計画について判断を保留し、修正を求めた。この委員は、修正後の計画も「熟度が高くなかった」とし、「時間切れで認可になってしまった。本来なら来春に再度、審査すべきだと思った」と話した。
 別の委員は加計学園の計画について「(学部が新設される四国での)需要をきちんと説明していない。これまで50年以上も認めていなかった新設を認めるのだから、公明正大にやるべきだ」と指摘。認可答申の結論については「審査意見に対して学園側が計画を修正した以上、認めざるを得なかった」と語った。他のある委員は「修正した計画を学園が履行できるのか、最後まで確証がなかった」と振り返った。