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これは、安倍外交の失点の一つに数えなければならない、と、思います。
この日韓の慰安婦問題に対する外相合意は、安倍政権が外交成果の一つとしてアピールしてきたことですけれど。もちろん、私は、この外相合意の初めから、乱暴な段取りで、将来に禍根を残すものだ、と、感じていましたけれども。

この日韓の大変微妙な問題は、歴史認識の問題の枠を超えて、両国の中でも、それぞれの政治問題となっています。
つまり、外務大臣同士が、一回会って、同意したというようなやり方で解決する、ということはありえない、と、日本側もわかっていなければなりません。

韓国の国内事情が外交に直結するのも困りますが、日本側も、もっと、相手側の事情をくみとった、大人の外交をしてもらいものだと私は思っています。

そして、日韓がぎくしゃくすると、利益を得るのは誰か、ということも、私たちはよくわかっていなければなりません。


NHKのニュースサイトから

“慰安婦“日韓合意は正当 破棄や見直しは重大影響 政府

慰安婦問題をめぐる日韓合意の過程を検証した韓国外務省の作業部会の報告書について、政府は、合意は正当な交渉を経たものであり、韓国側が合意の破棄や見直しを求めてくれば日韓関係に重大な影響を及ぼすとけん制していて、着実な実施を強く求める方針です。

慰安婦問題をめぐり、日韓両政府が合意した過程を検証していた韓国外務省の作業部会は27日、「被害者の意見を十分に集約しなかった」などと、前のパク・クネ(朴槿恵)政権の対応を批判する報告書を発表しました。
これに対し、政府は、合意は正当な交渉過程を経たもので、問題があったとは考えられず、国際社会からも高く評価されているとしたうえで、報告書で、日本側の了承なしに合意内容や交渉過程を一方的に明らかにしたことは遺憾だなどとして、韓国側に抗議しました。
また、河野外務大臣は27日夜、訪問先のオマーンで記者団に対し、「万が一、合意が変更されることがあれば、日韓関係は極めて管理不能な状況になる。『前の政権がやったことは知りません』ということでは、これから先、日韓が合意するのは何事においても難しい」と述べ、韓国側が合意の破棄や見直しを求めてくれば日韓関係に重大な影響を及ぼすことになるとけん制しました。
政府は、当面、韓国政府が、報告書を受けてどのような対応を取るか注視することにしていますが、政府内では、国内世論などを見極めるため、韓国政府が方針を打ち出すまでには時間がかかるという見方も出ています。
政府は、日本側が10億円を拠出し、すでに元慰安婦への支援事業などが行われていることを踏まえ、未来志向の日韓関係を築いていくためにも、韓国側に合意の着実な実施を強く求めていく方針です。