cae33bf6.png研究成果の結果、ベンチャー企業が発足して、研究者や支援し資金を提供した企業にも成果が還元される、というのはありだと思いますが、そもそも、大学の研究そのものを、民間企業への転換を目的に行う、というのは、あまりにも視野が狭すぎる、と、私は思います。

国立大学というものが、かなり変容してきている、と、感じています。

そもそも、安倍政権がやっている政策立案の過程で、民間企業経営者やコンサルタントなどが入り込みすぎている、と、私は思います。


NHKのニュースサイトから

民間企業と研究開発に取り組む大学 来年度から支援へ

安倍総理大臣は総理大臣官邸で開かれた総合科学技術・イノベーション会議で、大学の研究開発の体制強化に向けて、民間企業と共同の研究開発に積極的に取り組む大学などを選別し、来年度から財政的な支援を行う方針を示しました。

政府は25日、総理大臣官邸で安倍総理大臣をはじめ、松山科学技術担当大臣ら関係閣僚や民間議員が出席して「総合科学技術・イノベーション会議」を開き、来年度からの科学技術政策の基本方針について意見を交わしました。
この中で、民間議員は科学技術の基礎研究の成果を新たな製品やサービスに速やかにつなげることが重要だとしたうえで、科学技術創出の拠点となる大学の研究者が十分に力を発揮できるよう改革を進めていく必要があると指摘しました。
これを受けて、安倍総理大臣は大学の研究開発の体制強化に向けて、民間企業と共同の研究開発に積極的に取り組む大学や、若手を重視した人事や給与などの改革を進める大学を対象に、来年度から財政的な支援を行う方針を示しました。
また、安倍総理大臣は基礎研究の速やかな実用化や、最先端の研究を融合した新たな産業の開拓などに関する方策を盛り込んだ「統合イノベーション戦略」を来年の夏をめどに策定するよう指示しました。