これは、シビリアンコントロールの問題なのです。
きちんと主権者である国民に知らせることは、民主主義にとってもたいへん大事なことです。
米軍は、日本の自衛隊を、自分たちが自由に指揮できる部隊の一つとして位置付けようとしている、と、私は感じています。
安倍首相や周辺の政治家たちも、その位置付けに満足しているように思います。
そのような状況のなかで、憲法9条を改正して、自衛隊の存在を明文化すれば、自衛隊が米軍と一緒に、地球上のどこまでも共同行動をする、という状況が生まれる危険性が高い、と、私は思います。
憲法をしっかりと守ってもらいたい、と、私は政府に言いたいです。
東京新聞から
B52と空自、複数回訓練 8月以前 回数は非公表
核兵器の搭載が可能な米空軍のB52戦略爆撃機が、航空自衛隊の戦闘機と日本周辺の空域で、今年八月までに複数回にわたって共同訓練をしていたことが分かった。これまでに実施された訓練の回数について、防衛省は米国との関係を理由に公表していない。政府は「非核三原則」に基づき、B52が共同訓練の際、核兵器を搭載することは想定されないとしている。
防衛省は、八月下旬にB52二機が日本列島上空を横断後、日本海上空で空自戦闘機F15二機と編隊飛行の訓練を行ったことを、十一月に報道された後に公表した。その後、共産党の穀田恵二国対委員長が八月以外の訓練実施の有無を問い合わせ、同省がそれ以前にも実施したことを認めた。八月以降は同様の訓練は行っていないという。B52との訓練については、山本朋広防衛副大臣が今月六日の衆院外務委員会で「これまでも(八月と)同様の訓練を実施したことはある。いつ何回行ったかは、相手国との関係上、答えを差し控える」と説明。防衛省は、核兵器を搭載しない米空軍B1戦略爆撃機と空自機との共同訓練は一部を公表しているが、B52との訓練は「積極的に公表しない」(山本氏)方針だ。
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