images自民党内での安倍首相の求心力、指導力は急速に低下しているように思われます。

1年前、半年前のような「独裁」とまで言われような状況はなくなっているようです。
「裸の王様」であることが明らかになりつつあります。

もちろん、政治的影響力の低下は、本人が一番実感していることでしょう。

総理大臣の座には長くいるのですが、「名宰相」「大宰相」と呼ばれるような歴史に名を残すような偉業と言われるような業績もはっきりないですし、人格的にも疑問符がつく、というのは、各世論調査でも明らかになっています。

安倍首相について、問われているのは、政治家としての矜持です。
政治家として、リーダーとしての資質が問われている、そして、その器にないことが明らかになってきている、と思うのです。

そもそも、憲法改正という歴史的な一大事業は、財務省が賛成しないから「教育無償化」という文言は盛り込まない、とか、そういう、政治的取り引き、駆け引きの俎上に乗せるものではない、と、私は思います。


NHKのニュースサイトから

自民 憲法改正案の年内取りまとめ困難な情勢

自民党の憲法改正推進本部は、衆議院選挙の公約で掲げた4つの改正項目について、今後、具体的な条文の検討に入る方針ですが、「自衛隊の明記」などをめぐって党内の意見が分かれていることから、当初、目指した年内の改正案の取りまとめは難しい情勢です。

自民党の憲法改正推進本部は28日、衆議院選挙の公約で掲げた4つの改正項目のうち、「教育の無償化・充実」について議論し、「無償化」という文言は党の改正案に明記せず、義務教育を無償とすることなどを定めた憲法26条に、教育環境の整備を政府に促す規定を新たに設ける方向で検討していくことで、おおむね一致しました。
これで、推進本部は、4つの改正項目について2巡目の議論を終えたことになり、近く幹部らが、具体的な条文の検討など、改正案の取りまとめに向けた作業の進め方を協議することにしています。
ただ、焦点となっている「自衛隊の明記」をめぐり、今の9条1項と2項を維持するかどうかで党内に両論があるほか、党幹部からは「短期間で拙速に意見を取りまとめるべきではない」という指摘も出ていて、推進本部が当初、目指した年内の改正案の取りまとめは難しい情勢です。