logo文教族とされる安倍首相や、その出身派閥の細田派の議員たちが「教育」とか「人づくり」などのキャッチフレーズで、新たな利権を構築しようと必死になっているように感じます。
それは、あの田中角栄が日本列島改造論を唱えて、全国道路網整備計画などをぶち上げたときのような感じがしています。

今、スポーツ関連議員とも一緒になって、文教族は、東京オリンピックで盛り上がっていますが、問題は、そのあと、ということでしょう。

ところが、安倍首相は、森友問題で、財務省に大きな借りを作っていますので、財務省の主張には抗しきれない弱みがある、と、私は思っています。

政治の上のかけひき。
こんなことでは、「国家百年の計」とも感じる一大事業の憲法改正がきちんとできるとは思えません。


東京新聞から

教育「無償化」明記せず 自民、改憲案たたき台

 自民党憲法改正推進本部(本部長・細田博之前総務会長)が改憲を目指す4項目のうち、大学などの高等教育を含む教育無償化に関するたたき台の内容が27日、判明した。教育費の負担軽減に向けて国に努力義務を課すなどの案で、28日朝の全体会合で提示する見通し。党内の慎重論を踏まえ「無償」という表現は明記しない方針だ。党関係者が明らかにした。

 高等教育を無償化する場合、財源は「年間3兆円以上」(文部科学省)になるとされる。憲法に無償化を盛り込むと国公立大学での授業料徴収はできなくなるため、8月の全体会合で議論した際には、国の財政悪化につながるとして慎重論が相次いでいた。