main_115安倍首相は、アメリカら、どんどん、高額な武器の導入計画を進めていますが、それらの武器は、本来、アメリカ軍向けに開発されてきたものがほとんどで、「専守防衛」の自衛隊に適した買い物なのかどうか、不安を持っています。

また、そういう高額な新規調達のために、既存の自衛隊装備の保守や更新計画が滞っているのではないか、という疑問も私は持っています。

大丈夫か、日本の防衛。


毎日新聞から

海自
ミサイルの不具合放置 無償の修理期間経過

 海上自衛隊の護衛艦に搭載される短距離艦対空誘導弾「シースパロー」(RIM162)の運用状況を会計検査院が調べたところ、一部で不具合が見つかり、事実上搭載できないミサイルが複数あることが関係者への取材で分かった。不具合が判明した時点で、既にメーカー側に無償での修理や交換を要請できる期間が過ぎており、修理と本格的な原因調査が進まない事態となっている。海自側は「国防に直接的な影響を与えることはない」としている。

 防衛省の公表資料などによると、シースパローの部品調達額は2015年度までの10年間(2014年度を除く)で計約1011億円。国内メーカーから納入された部品を海自で順次組み立てていき、その性能や稼働状態を確かめた上で護衛艦に搭載される。
 調達契約では納入日から1年以内に不具合が見つかった場合、その原因を問わず修理などをメーカー側に請求できる瑕疵担保の規定が盛り込まれていた。
 関係者によると、検査院は直近数年間に納入されたミサイル部品について調べた。佐世保と横須賀の整備施設での組み立て能力の不足などが影響し、瑕疵担保期間中に作動確認が行われず、保管されたままとなっている。搭載できないミサイルの調達額は10億円弱に上る。修理に要する追加負担額は分かっていないという。
 海自は、瑕疵担保期間内に組み立てと作動確認を徹底させる改善策を講じたとし「今後同様の事態が起こらないよう適切な維持、整備に努める」としている。