Unknown岸田氏には、安倍首相からの総理禅譲密約説があります。
それを感じさせる発言とも思います。

「持ち込ませず」ですが、果たして、米軍が、実際に核兵器を日本に持ち込んでいないのか、ということには、ずっと以前から、議論があります。

アメリカ軍は、核兵器の位置を公表しない、としていますので、在日米軍に核兵器があるのかないのかははっきりしません。
「非核三原則」を国是とする日本政府は、核兵器を持ち込む場合には、アメリカ側から事前協議を、ということになっていますので、アメリカ側から事前協議がない現状は、核兵器の持ち込みはない、という立場をとっています。
しかし、寄港する米空母や原潜が、装備している核兵器を事前に下ろしてから、日本に入港しているのか、ということについて、大きな疑念があるわけです。

石破氏は、そのことを言っているのだろう、と、思っています。
つまり、「非核三原則堅持」の岸田氏は、「アメリカ軍に核兵器を持ち込ませない」と、言っているのではない、のです。


朝日新聞から

自民・岸田氏「非核三原則維持し議論を」石破氏に否定的

 自民党の岸田文雄政調会長は7日、米国による核兵器の国内持ち込みについての議論の必要性を唱えた同党の石破茂元防衛相の発言をめぐり「米国の核抑止力について議論するなら、非核三原則はしっかり維持したうえで考えていくべきだ」と否定的な考えを示した。

 党本部でハガティ米駐日大使と会談した後、記者団に語った。「基本的に我が国は、米国の核抑止力について信頼を寄せている。現在の核抑止力に不備があるとは考えていない」とも述べ、核の傘を有効に機能させるためには、検討が必要とする石破氏との立場の違いを鮮明にした。
 また公明党の山口那津男代表も記者会見で「国是は変えてはならない。今後も堅持する」とクギを刺した。
 一方、石破氏は7日も自身の派閥会合で「『作る』『持つ』の選択はないだろうが、『持ち込ませず』は本当にそうかと議論しないと抑止力にならない」と改めて主張。「与党がこの話を議論しなくていいとは全く思わない」と強調した。自民党内からは「日本は古い。いい花火を打ち上げてくれた」(参院幹部)と同調する声もあがっている。