images
東芝の問題をきっちりと決着つけないといけませんが、なかなか、うまくいかないようです。
そもそも、この問題の全体像がよくわかりませんし。

メディアも、掘り下げてきちんと報道する姿勢がなく、消極的なためでもある、と、思います。いろいろな方面から、プレッシャーがかかっているのだろう、と、想像しています。

政府が、裏で変な動きをしているのでしょうしね。


毎日新聞から

東芝
半導体事業 売却先、WD軸に 日米韓連合は難航

 経営再建中の東芝が、半導体メモリー事業の売却先について、協業相手である米半導体大手ウエスタン・デジタル(WD)の陣営を軸に交渉していることが分かった。官民ファンドの産業革新機構を中心とする「日米韓連合」との優先交渉が難航しているため、WDとの交渉を加速させて8月中の契約を目指す。

 WDは米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)などと約1兆9000億円で買収する案を示している。WDは同業他社への売却に反対して売却中止を求める訴訟を起こしているが、東芝と契約に合意できれば取り下げる方針。その場合、日米韓連合に参加している革新機構と日本政策投資銀行はWDの陣営に乗り換える見通し。
 東芝は6月、革新機構と政策投資銀行、米ファンドのベインキャピタル、韓国半導体大手のSKハイニックスでつくる日米韓連合を優先交渉先に選んだ。日米韓連合は買収の条件としてWDとの係争解消を求めたが、和解の見通しは立たず、交渉は行き詰まっていた。
 東芝は来年3月末までに半導体メモリー事業を売却して財務を改善しなければ、上場廃止となる。各国の独占禁止法に基づく審査は半年以上かかるとされ、東芝は事実上の期限となる8月末までの契約締結を最優先し、WD陣営を軸に交渉する方針に転換した。ただ、WDの経営関与度などをめぐり、交渉が難航する可能性もある。