Unknown原子力規制委員会が、その名前に反して、あまり規制力を発揮していないのではないか、と、危惧を持っていますが、「常陽」については、その申請書の内容が姑息なものであって、不誠実だとして、審査が保留となっています。

審査が、形式的な、後追い的に追認するだけのプロセスに陥ってしまわないよう、きちんとやってもらいたいと、願っています。


NHKのニュースサイトから

「常陽」の審査保留 原子力規制委が申請やり直し求める

国の審査を受けるための申請内容が不十分だとして、審査が異例の保留となっている茨城県にある高速実験炉「常陽」について、原子力規制委員会は事業者に対し、重大事故の十分な想定など、必要な内容を文書で指摘し、申請をやり直すよう改めて求めました。

廃炉が決まった「もんじゅ」に代わり、国が高速炉開発に活用するとしている実験炉の「常陽」について、原子力規制委員会は先月の会合で、日本原子力研究開発機構が出した審査の申請内容が不十分だとして、補正した申請が出るまで審査を保留する異例の対応を決めました。
これについて、22日の会合で規制委員会は、必要な申請内容を文書で指摘し、申請をやり直すよう原子力機構に改めて求めました。
具体的には、深刻な事故を十分想定した安全対策を示すことや、原子炉の熱出力が14万キロワットあるのに、避難計画を策定する範囲が狭く済むよう10万キロワットで運用するとしたことについて、実際の設備と運用を合わせるよう求めています。
これに対し、原子力機構の担当者は「申請内容については今後、十分検討し、できるだけの対応をしたい」と述べました。