images日本郵政の業績見通しが厳しい、と、読売新聞が報道しています。
どうなるのでしょうか。


読売新聞から

日本郵政、損失数千億円か…子会社の業績悪化

 日本郵政グループが、2015年に買収した豪物流子会社の業績悪化に伴い、2017年3月期連結決算で損失の計上を検討していることが20日、分かった。

 損失額は数千億円に上る可能性がある。海外企業の買収戦略が裏目に出た形だ。東芝が買収した米原子力発電子会社を巡って、巨額損失の計上を迫られるなど、同様の事態が相次いでいる。
 損失計上の対象になるのは、豪物流子会社のトール・ホールディングスだ。国内の郵便事業が低迷する中、成長が見込める国際物流事業に本格参入することを狙って、日本郵政が子会社の日本郵便を通じて約6200億円で買収した会社だ。
 トールは、1888年に創業した豪物流大手で、成長が著しいアジア・太平洋地域で強みを持つ。当時、日本郵政は2015年秋の上場を控えており、トールを足がかりに国際物流事業を拡大して、収益力を高める狙いだった。